フランス:ムスリム協会がモスク用地をモロッコに贈与すると決定(1)
2020年10月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾フランスのアンジェ市、モスクの所有権をモロッコに贈与することに反対

【レンヌ:AFP通信】

アンジェ市議会(フランス西部)は、市内で建設中のモスクの所有権をモロッコに贈与することを拒否した。所有者は、資金不足によりこのモスクを完成させることができなかったため、モスクの所有権をモロッコに贈与し完成させてもらうことを決定したと月曜日(26日)、複数の情報筋が報じている。

完成するとおよそ2,500人の礼拝者を収容できるとされるアンジェの大モスクは、2014年から市北部に建設中である。

なお、モスクの建設用地は2011年にアンジェ・ムスリム協会が、アンジェ市のクリストフ・ベチュ市長がトップを務める第三セクター企業から購入している。

9月、モロッコ人らが支配するアンジェ・ムスリム協会は土地の所有権を放棄し、モロッコのワクフ・イスラーム省に贈与することを決定した。

AFP通信が把握したところによると、月曜日に出された決定の中でアンジェ市はモスク所有権の贈与に反対したという。これは、土地の売却契約により、不動産開発業者から明確な許可を得ない限り購入者が建造物の完成前に土地を再売却することが禁じられているためだ。

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( 翻訳者:吉光奈々子 )
( 記事ID:50098 )