アタテュルク命日、9時10分黙祷
2020年11月11日付 Hurriyet 紙


ムスタファ・ケマル・アタテュルクの命日の9時 05分過ぎ、トルコ全土の生活は停止した。何千人もの人々が、アタテュルクが逝去したドルマバフチェ宮殿とアタテュルク廟に駆けつけた。全国で偉大なる指導者アタテュルクの追悼行事が催された。

ムスタファ・ケマル・アタテュルクの82回忌を敬意を込めて偲ぶべく、トルコ全土で式典が開催された。アタテュルクが逝去したドルマバフチェ宮殿のハレム部分にある71号室も訪問者で溢れかえった。アタテュルクの私物とトルコ国旗が置かれた寝床がある部屋を訪れた訪問者の中には、涙を抑えられない人もいた。アタテュルクが逝去した9時05分過ぎ、トルコ全土でサイレンが鳴り、人々はみな2分間黙祷した。

■イスタンブル広域市で2つの式典

イスタンブル広域市では、2つの公式記念式典が開催された。ひとつはタクスィム広場にある共和国記念碑で、もうひとつはジェマル・レシト・レイ・コンサートホールで、追悼の催しが行われた。
式典に参加したイスタンブルのアリ・イェルリカヤ知事とエクレム・イマムオール広域市市長は、その後ドルマバフチェ宮殿へ赴き、アタテュルクが逝去した部屋を訪問した。イェシルキョイ地区から離陸した警察ヘリコプターが、9時05分にドルマバフチェ宮殿上空に現れ、サイレンが鳴りはじめたのに合わせて2分間静止した。アタテュルクのためドルマバフチェのベズミ・アーレム・ヴァーリデ・スルタン・ジャーミー(通称ドルマバフチェ・モスク)でメヴリトが詠み上げられた。イスタンブル広域市はロクマ(ドーナツのシロップ漬)を振舞った。

■アタテュルク廟に駆けつける人々

ムスタファ・ケマル・アタテュルクが永眠するアタテュルク廟も、今日は最も忙しい一日となった。政府高官らが訪問した後、アタテュルク廟は市民に開放された。トルコ全国から老若男女何千人もの人々が、トルコの旗と花を持ってアタテュルクの墓地を訪れた。アタテュルク廟のスピーカーから、アタテュルクの建国10周年の演説の録音が放送された。

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( 翻訳者:原 明海 )
( 記事ID:50167 )