コロナワクチン開発企業のCEO、効果に自信
2020年11月13日付 Cumhuriyet 紙



コロナウイルスのワクチンを発見したBioNTechのウウル・シャヒン最高経営責任者の見解: 私はワクチンがコロナウイルスのパンデミックを終わらせることができると確信しています。


ドイツに拠点を置くBioNTechのCEOであるウウル・シャーヒン博士は、「コロナウイルスのワクチン研究における最初の臨床試験の結果が成功裏に終わった」と発表し、ワクチンがコロナウイルスのパンデミックを終わらせてくれることを確信していると語った。BioNTechと、アメリカに拠点を置くファイザーが開発した対コロナウイルスワクチンが、臨床実験において90%の有効性に達したと発表された。
英国の新聞紙「ガーディアン」でシャーヒン氏は、自分たちが開発したワクチンが「ウイルスをやっつけて」、2020年に世界を襲った新型コロナウイルスの大流行に終止符を打つことができると確信しているという見解を示した。
ファイザーとBioNTechは月曜日に行った記者会見で、ワクチンの臨床試験の第三フェーズにおいて、有志の被験者の実に90%が病気の発症を阻止することができ、この割合は予想を上回ったと述べた。
しかし、実験結果の詳細が未だに完全な公表されていないため、無症状感染者に対してもこのワクチンが有効であるかどうかの疑問には答えられてはいない。
シャーヒン博士はこの問題に対して自身は楽観的であるとした上で、「仮にこのワクチンでパンデミックを止めることができるかどうかということが問題であるとするならば、有症状感染に対する予防にも大きな効果があるであろうから、私の答えは『イエス』である」と述べた。
シャーヒン博士は先週の月曜日に臨床結果が発表されるまでは、ワクチンが免疫系において十分有効な効果を引き起こすかどうか確信はできなかったとしたが、「ワクチンがこのウイルスを打ち負かすであろうをもう知っている」と述べた。
55歳のシャーヒン博士は、開発したワクチンの効果について得られたデータの性格上、まだ公式には証明はできないものの、ワクチンが感染も防ぐと信じているとも語った。
シャーヒン博士によれば、ワクチンはコロナウイルスを「複数の方法」で攻撃し、「コロナウイルスが私たちの細胞内に侵入することを防ぎます。もし、なんらかの形でウイルスが侵入したとしても、ワクチンがウイルスの頭部をたたいて排除します。免疫システムをこれら二つの防御行動を行うために、とてもうまく訓練しました。もはやウイルスはこれらシステムのメカニズムから身を守る術を持ちません」と語った。
シャーヒン博士はワクチンの有効性に関する幾つかの重要な疑問については、今後数週間から数ヶ月以内に回答可能であるとしたが、無症状感染を止めることが可能かどうかという質問に対して答えるには一年を要するだろうと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小林龍樹 )
( 記事ID:50180 )