サウジアラビア:作家がアクサー・モスクはエルサレムにあるのではないと主張(2)
2020年11月15日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジアラビアの作家がアクサー・モスクはエルサレムにはないと主張

【NP:本紙】

ヤマーニー氏は「エルサレムはアクサーではなく、神の使徒ムハンマド(神が彼を祝福し平和を与え賜わんことを)の伝道の時代においても、正統カリフ時代においてもそのような名前ではなかった。エルサレムは都市であり、アクサー・モスクはモスクなのである」と主張した。

サウジアラビアの作家は、イスラエルの学者たちや国交正常化を推進する人々が繰り返している内容と同様の主張を行うことによって、彼らと見解を共にしている。イスラエルはこうした主張を通じてイスラム教徒にとってのアクサー・モスクの神聖性を剥奪し、同モスクに対する支配を強化しようと試みている。

ヤマーニー氏の記事は、特にイスラエルとの国交正常化の波が押し寄せている状況下で掲載されたということもあり、SNSサイトTwitter上で広く反感を引き起こした。また同氏は占領下エルサレムの神聖性を否定しようと試みる初めてのサウジアラビア人作家ではない。

(後略)

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( 翻訳者:吉永伊吹 )
( 記事ID:50196 )