トルコ系COEのビオテック社とファイザー社のワクチン、利用開始日程明らかに
2020年11月24日付 Hurriyet 紙


アメリカ合衆国保健福祉長官のアレックス・アザー氏は、ウウル・シャーヒン博士教授とオズレム・テゥレジ博士夫妻が経営するバイオテクノロジー企業のビオンテック社(BioNTech)と、アメリカの大手製薬会社ファイザー社(Pfizer)が開発したコロナウイルスワクチンの利用開始日程を明らかにした。

アレックス・アザー長官はワクチンの配布は12月10日以降すぐ開始される可能性があると発表した。アザー長官の説明によると、FDA(アメリカ食品医薬局)の担当チームが、ワクチンの早急な使用許可のために召集される予定だ。

アメリカの長官はコロナウイルスのワクチンに関連して実施された記者会見で、「全てが順調に行けば、12月10日以降すぐワクチンを配布できるだろう」と話した。

アレックス・アザー長官はFDAの認可後24時間以内に、64地域全てにワクチンを配布できるとも付け加えた。

■第一段階では100万回分がトルコへ

保健省のファフレッティン・コジャ長官は、このコロナウイルスのワクチンは12月にその使用許可が下りるだろうこと、また、第一段階でトルコが100万回分を確保できることを発表した。

ファフレッティン・コジャ長官は、ウウル・シャーヒン博士教授、オズレム・テゥレジ博士夫妻が経営するバイオテクノロジー会社のビオンテック社が開発したワクチンは2021年に供給量が2,500万回分になると説明した。

■成功する可能性は95%

FDAに対して行われた申請は、ワクチンの第3次臨床試験で導かれた結果に基づいている。ワクチンの試験はアメリカで7月27日に開始され、期間内で4万3千人以上の患者に試験注射された。

試験から導かれた最終分析によると、ビオンテック社とファイザー社のワクチンはコロナウイルスの予防に95%効果があった。ワクチンは高齢者にも効果があり、いかなる深刻な副作用も出ていない。

ワクチンの第3次試験では、人種や民族の観点からみると、42%が国際的に様々なルーツから、30%がアメリカからの参加者が占めたことがわかった。

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( 翻訳者:岸本成美 )
( 記事ID:50198 )