レバノン:国民の不満が高まるなか政府が燃料価格の引き上げを決定(1)
2021年06月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■レバノン政府は暴力行為や道路の封鎖が発生するなかで燃料価格を引き上げる

【ベイルート】

レバノン政府は火曜日、先週には麻痺状態をもたらす欠乏を緩和させることを目的として、燃料補助金を削減することに同意し、燃料の価格を引き上げた。しかし、これにより貧困層の(燃料)消費者が受ける圧力は増大することになるだろう。

エネルギー省は文書のなかで、95オクタンのガソリンの平均価格が20リットルあたり61,100レバノンポンド(40.58米ドル)に設定され、15,900レバノンポンドつまり35%の上昇であると述べた。

同様に、ディーゼルの価格が46,100レバノンポンドに設定されたことが明らかになった。これは12,800ポンドつまり38%の上昇である。

レバノン中央銀行は月曜日、燃料を輸入するための信用レートを1米ドルに対して3,900レバノンポンドで開設し始めると述べた。これは補助プログラムの枠組みのなかで以前提示されていた、対1米ドル1,500レバノンポンドというレートよりも脆弱なレートである。

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( 翻訳者:半田桃香 )
( 記事ID:50206 )