イスタンブル市長エクレム・イマムオール氏、イスタンブル運河建設のディストピア・アニメーションをシェア
2020年11月17日付 Cumhuriyet 紙


イスタンブル広域市長(İBB)エクレム・イマムオール氏は、ツイッターのアカウントからイスタンブル運河が建設された後に都市において発生するかもしれない悪影響を解説するアニメーション映画をシェアした。

善良党党首メラル・アクシェネル氏はイスタンブル広域市市長エクレム・イマムオール氏に関して、イスタンブル運河プロジェクトに反対したために捜査が行われているということを伺ったと伝えた。

内務省は捜査を有効づける捜査の理由としては、「イスタンブル運河」は「政府プロジェクト」であるということが訴えられたようだ。

イマムオール氏は、問題に関して行った発表において、「イスタンブル運河は私にとって政府プロジェクトではない」という表現を用いた。


■「9月は眠れ、あなた方は目覚めよ」
イスタンブル広域市長のイマムオール氏は、内務省によって、イスランブル運河に関する批判の数々のために「政府プロジェクトに反対をした」という理由によって彼に捜査が開始された後にツイッターアカウントからアニメーション映画をシェアした。

イマムオール氏は、イスタンブル運河が建設されたのちに都市において発生しうる数々の悪影響を解説するアニメーションが含まれるシェアにおいて以下のような表現を用いた。

『最も素晴らしい「政府プロジェクト」というのは、未来へ、自然と調和し、明るい都市を残すことだ。エイリュルは眠れ、あなた方は目覚めよ。#運河(建設)かイスタンブル(を守る)か(#YaKanalYaİstanbul)』


■「イストピア」

「イストピア」というタイトルのアニメーション映画ではエイリュルという名前の一人の少女に一日の内に起こることを以下のような言葉で解説がされている。

「エイリュルが目覚めた。またイスタンブルの朝だ。自然が、まるで怒っているかのよう都市を熱している。最近は、一滴の水の価値が更によく理解されたのだ。この都市は一瞬で、なんと多くの水を失ってしまったことだろう。エイリュルは今、家から出る。少し歩こうとしているが酷く交通渋滞している。

あっという間に人口が増加してしまったため、新しいアスファルト、冷え冷えとした壁、自然に対しての敵対者である超高層ビルがこの都市にはある。海の空気がエイリュルには心地よい。海がこんな状態になっているのは、あなたにとって奇妙に感じられるかもしれない。
残念ながら海が死に絶えて、コンクリートの生活に私たちはすっかり慣れてしまったのだ。
私たちは残念ながら、魚ではなくゴミが流れる事にすっかり慣れてしまったのだ。

エイリュルは、最後の葉がついている木の傍へと向かっている。その木のことは皆が、葉のついた最後の木と呼んでいる。本当に残念だが、こう呼ばれているのである。エイリュルはもう帰宅する。家は都市よりもずっと綺麗だ。テレビでは、誰一人として会話をしない、何年間も同じドキュメンタリーを流している。

テレビも消してしまう。一番良いのは眠ることだ。目を瞑る、しかしエイリュルの思考ははっきりしている。エイリュルは、その日の事を思い出している。一つの運河で大都市にどんなことが起きてしまったのかという事を思い出している。エイリュルはどうぞお眠り、あなたたちは目覚めてください」

アニメーションの最後では、「#運河(建設)かイスタンブル(を守る)か」という表現が提示される。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:50207 )