イラク:人民動員隊、諜報を生かしてテロを抑える(1)
2021年06月30日付 al-Quds al-Arabi 紙


■「人民動員隊」は「テロ」作戦の防止と「IS」組織の指導者の逮捕を発表

【バグダード:本紙】

「人民動員隊」は水曜日、ニーナワー県の北部にある県都モスルでの「テロ」作戦を防ぎ、「イスラーム国」の有力指導者を逮捕したと発表した。人民動員隊の情報局は報道発表で以下のように述べた。「人民動員隊の作戦司令部軍はニーナワー県で、テロ作戦を失敗させた。また、これを実行しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)の有力指導者を逮捕した」。

そして「逮捕作戦は、人民動員隊の諜報・情報警察署が諜報した情報に基づいて行われた。その内容は、一人のダーイシュ戦闘員がモスル地区中心でテロ作戦を実行しようとしているというものであった。また(今回の逮捕は)イラク司法が発行した逮捕状によるものである」と付け加えた。

治安関連においても同様に、セキュリティメディアセル(イラク国防省傘下)は、「テロリスト」のうちディヤーラー県で送電塔を二本爆発させようとした一名を殺害したと報じた。

昨日、同部局は報道発表のなかで、「テロ組織ダーイシュの構成員の集団が連続して敗北した後、彼らは送電塔に損害を与えることを試みている。しかしながら、治安部隊による警戒、現場努力、諜報活動は、治安当局が多くの送電塔を狙った試みを妨害することを可能にした」と述べた。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:50231 )