イスタンブルで水警報
2020年12月05日付 Hurriyet紙


雨不足となった11月が貯水池を直撃し、イスタンブルでは警報のベルが鳴った。イスタンブルの貯水池では、昨年の同時期に45.27%となっていた貯水率が24.4%にまで落ちたためイスタンブル広域市は市民に水を節約して使用するよう呼びかけた。

イスタンブルでは、過去15日間で貯水池の貯水率が26.82%から24.4%にまで落ちた。昨年11月にはイスタンブルにある貯水池の貯水率は45.27%だった。下降の原因は、11月の雨量が季節の通常の値をはるかに下回ったことだ。11月のイスタンブルで降った雨量は、例年の同時期に比べほとんど半数にまで落ちた。

過去一年のうち、貯水池の最高貯水率は5月20日に66.58%と計測され、年間の最低値は2020年11月20日の24.76%と計測された。
2020年はイスタンブルにある飲料水貯水池における総貯水量もが最低値となる年になった。これによると全ての貯水池で2020年12月3日の合計が2億879万㎥の水量と計測された。この値は昨年の12月3日では3億1000万㎥、2015年には5億5300万㎥であった。

過去10年間の最低レベル
今年のような水不足は2013年と2016年にも発生した。貯水池における総貯水量は2013年12月3日に3億4500万㎥、2016年12月3日には3億2400万㎥と計測されていた。今年記録された2億879万㎥は過去10年で最低レベルとなった。

イマームオール氏のよびかけ
イスタンブル広域市長のエクレム・イマームオール氏は、11月にイスタンブルが季節の通常値に比べて45%も少ない雨量を得たと述べた。イスタンブルの人々に節約を促すイマームオール氏は自身のソーシャルメディアアカウントから「#共に乗り越えよう」のハッシュタグと共に拡散したイラストで以下のことを強調した。
・歯を磨くときと髭剃りをするときは水を出しっぱなしにしないでください。
・風呂とトイレは無駄に水を流さないでください。
・小容量タンクのトイレを選びましょう。
・台所や浴室で節水機能のある蛇口もしくは小型の節水機器の使用のご協力をお願いします。
・一分間あたり50滴の水が、一か月間では750リットルの水の浪費の原因となることを忘れないでください。
・洗面台の下にある給水バルブを少し締めてください。

省庁「全く降らなくとも2.5か月はもつ」
農業林業省によって開かれた会見では、「イスタンブルに全く雨が来なくとも、およそ2.5か月分の水があります。またこの先の月の雨期に期待される流入量と共に、イスタンブルで水不足が起こる見込みはありません」と述べられた。

アンカラとイズミルの状態
農業林業省はアンカラとイズミルに関しても以下の情報を発表した。
「アンカラは貯水池の有効貯水率が12%となり昨年同日の満水率よりもはるかに上回っています。全く雨が降らずとも、アンカラにはおよそ4.3か月分の水があります。
イズミルは貯水池の有効貯水率が36%となり、全く雨が降らなくとも5か月分の水があります。」

三月以降上昇する
農業林業省は、トルコ全土では貯水については不足とならないと明らかにし、以下のように会見を行った。
「国内で、貯水施設に流入する水のおよそ60%は雪解け水からもたらされており、流入は3月―6月間におこります。そのため、ダムの貯水率の今日の状態にもとづいて不足となると言うのは、あまり正確な見解ではありません。
3月になれば貯水池における水位の上昇が期待されています。現在、貯水池は充分なレベルにあり、必要量供給の点で不足となることは考えられていません。」

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(翻訳者:猪瀬 彩乃)
(記事ID:50277)