S400配備への米の制裁措置に国防省、猛反発
2020年12月15日付 Hurriyet 紙


国防省のフルスィ・アカル大臣は、トルコのS400配備に対するアメリカの制裁措置は、両国の同盟ならびに現在の軍事的、政治的現実と相反するものだと言及し、「今回の制裁措置は、両国の同盟のあらゆる価値を揺さぶった。しかしながら、我が国と国民の防衛と安全を確保するための行動は厳然と継続されるだろう」と述べた。

国防省のフルスィ・アカル大臣が、トルコのS400配備に対するアメリカの制裁措置について見解を述べた。

アカル大臣は、「我々が長距離地対空ミサイルシステムS400を導入したことを理由に、アメリカが両国の同盟や、現在の軍事的、政治的な現実と相反する制裁措置を取ったことを非難する。NATO加盟国に対して制裁措置を講じることが、同盟の精神に傷をつけ、さらに同盟における信頼を根本から揺るがすことは明らかだ」と話し、地対空ミサイルの脅威に晒されているトルコと8,300万人の国民が、地対空防衛を含む安全保障のために必要なあらゆる対策を講じたまでであり、今後も対策を継続していくと述べた。

「今回の制裁措置は、我々二国間における同盟の価値を揺さぶった。しかしながら、我が国と国民の防衛と安全を確保するための行動は厳然と継続されるだろう。朝鮮戦争以来同盟を結んでいるアメリカと、現在の軍事的、政治的状況に応じて、地域的ならびに国際的な防衛、安全保障の面で協力と連携に立ち戻ることは、地域的かつ国際的な平和と安全に大きく貢献をするだろう。」

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( 翻訳者:岸本成美 )
( 記事ID:50327 )