緊急事態、英からの航空便停止―コロナ変異
2020年12月20日付 Hurriyet 紙

速報によれば、英国で出現した新型コロナウイルスの変異種に対し世界が警戒を強めた。欧州各国が英国へのフライトを中止するなか、トルコも重要なステップを踏み出した。この件で会見を行ったトルコのコジャ保健大臣は、英国、デンマーク、オランダ、南アフリカからのトルコ航空路線を一時中止する判断を下したと明らかにした。さらに、すでに出発済みの便については全乗客に検査を行い、検疫規則が適用されると発表した。

■速報:ファーレッティン・コジャ保健大臣のツイート内容

「新型コロナウイルスの変異種により、英国で感染速度が速まったことが報告された。トルコ大統領からの指示とトルコ運輸インフラ省の調整に基づき、英国、デンマーク、オランダ、南アフリカから我が国へのフライトの一時中止が決定された」

■出発済み旅客には検疫適用

トルコ行き航空機に関してコジャ保健大臣は、「英国発変異種のリスク対応措置として、すでに出発済みの便については全乗客を検査し、検疫規則を適用する。この措置は適切な調整のもとで実施されている」と発表した。

■ターキッシュエアラインズ発表:お客様が不利益を被ることはない

ターキッシュエアラインズのビラル・エクシ代表取締役は公式ツイッターを通じて、「英国、デンマーク、オランダ、南アフリカからのフライトを一時中止する停止するというトルコ保健省決定に基づき、お客様には発券手続き等を急がれないようお願いいたします。チケット対応に関してお客様が不利益を被ることはありません」と述べた。

■民間航空総局からも初の発表

英国で急速に拡大している新型コロナウイルスの変異種は感染速度が70%早く、これを受けて民間航空総局(SHGM)がフライト中断を発表した。またフライトが停止した国に対し、双方から国民の退去が行われると明らかにした。この件でSHGMのソーシャルメディアアカウントを通いて行われた発表では、「トルコと英国、オランダ、デンマーク、南アフリカ間のフライトは見直しがなされるまで中止された。しかしながら関係市民の相互の退去はコントロール下で行うことができる予定だ。今後 、誠意をもって発表する」と述べられた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:50350 )