太古からの自然のくぼ地、崩壊続く
2020年12月27日付 Milliyet紙


コンヤ県カラプナル郡にある大小さまざまな505のくぼみ穴のひとつで、形成時期が紀元前までさかのぼるチュラルくぼ地内部の湖の水が10年前に抜けた。そして現在、このくぼ地の底には新しくできた割れ目が観察されている。同地域でくぼ地の検知研究を実施する研究チームの責任者ヤシャル・エレン教授(コンヤ工科大学地質工学部)は、「残念なことに、くぼ地内部の水は地下水が取水されたことで枯渇した。くぼ地自体の形成時期は古いが、端のほうから新たな割れ目が形成されはじめたと考えられる。つまりくぼ地は中央から崩壊し続けている」と述べた。

コンヤ県カラプナル郡は人口約5万人を擁し、トルコでも風食にさらされている地域の筆頭である。
この地域で、地下水汲み上げと土壌崩壊により生じた複数のくぼ地が、地域住民を脅かし続けている。

特に、形成時期が紀元前であることで知られるチュラルくぼ地の底にできた深い亀裂が注目を集めている。深さ134メートル、直径350メートルのチュラルくぼ地内部の湖周囲には、ローマ時代に属する古い集落エリアもみられる。

地質工学の教員であるヤシャル・エレン教授は、この地域で最古のくぼ地のひとつであるチュラルくぼ地で発生した新たな割れ目が、大きくなり続けている兆候が見られると述べた。カラプナル地域のくぼ地の推移を観察する研究チーム責任者でもあるエレン教授は次のように明らかにした。

「チュラルくぼ地は、この地域で我々が知る中で最も深いくぼ地のひとつであり、深さ134メートル、直径350メートルである。そして我々の調査からさらに明らかになったのは、そうしたくぼ地が古いか新しいかという点だ。今まさに形成されているくぼ地もあれば、過去に形成され、それが現在も続いているものもある。チュラルくぼ地はかつて内部に水の溜まり、自然の素晴らしさを見せつけるくぼ地だった。その状態でも非常に興味深いくぼ地である。しかし残念ながら、内部の水は、地下水の汲み上げに伴い枯渇してしまった。
もうひとつ我々が問題として認識しているのは、くぼ地の形成時期が古いにもかかわらず、端のほうから新しい割れ目ができ始めていることである。つまり中心から崩壊し続けている。この地域には、26キロメートルの範囲にわたって180ものくぼ地がみられ、それらの直径は820メートルから1メートルまでさまざまである。これらのくぼ地を代表する例のひとつがチュラルくぼ地である」。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:50368)