ハルク・エクメキ販売所に並ぶ列が映す経済危機
2021年01月10日付 Cumhuriyet紙

経済危機の重要な指標の一つである市営のハルク・エクメキ(民衆のパン)販売所の列は、危機が深まったこの時期により長くなった。イスタンブルでも人々が安くて健康的な消費をするために購入するハルク・エクメキの[パンの]数は、以前に比べて大いに増えた。

ビルギュン紙のオザン・ギュンドードゥの記事によると、イスタンブル市営のハルク・エクメキ副代表オズゲン・ナーマは、年間でハルク・エクメキの販売所では需要に波があるが、時期的に冬季の需要が夏季の需要に比べて多いと述べた。しかし、ナーマ副代表は、冬季を比較したところ2020年が他の年に比べて増えていると強調した。

イスタンブル広域市ハルク・エクメキから入手したデータによると、11月における1日あたりのパンの売り上げは次のとおりである。
2016年11月・・・71万6286個/日
2017年11月・・・63万1752個/日
2018年11月・・・99万2648個/日
2019年11月・・・84万1897個/日
2020年11月・・・108万4716個/日

■79%増加

記事によると、2016年から2020年までの期間でハルク・エクメキの販売所の数は増加していないと考えるなら、データは貧困の度合いを示している。2018年夏に起こった[アメリカの]ブルンソン牧師[拘束]危機とともにハルク・エクメキの売り上げは記録を作った。昨年起こった経済的打撃は、その記録さえも10%上回った。データによると、2020年11月のハルク・エクメキの販売所での1日あたりの平均売り上げは、前年に比べて29%増加した状態である。まだ大統領制が制度化されていなかった2017年と比較すると、売り上げの増加率は71.6%である。

ナーマ副代表が示した情報によると、11月中の1日の売り上げ数の記録は、2020年11月14日に更新された。その日は119万5895個で、以前に見られなかった規模のハルク・エクメキの売り上げであった。工場での稼働率は、96%である。ナーマ副代表は、パンを間に合わせることに苦労しており、工場は昼夜二交代制で稼働していると述べた。

(注)トルコの標準的なパンのグラム数と値段
2015年 250g 1リラ
2016年 250g 1.25リラ
2017年 200g 1リラ ; 250g 1.25リラ
2018年 200g 1.15リラ ; 250g 1.5リラ
2019年 200g 1.25リラ ; 250g 1.5リラ
2020年 200g 1.5リラ

2021年アンカラ市営のハルク・エクメキは標準的なパン200gで1.25リラ、イスタンブル市営のハルク・エクメキでは昨年末で標準的なパン200gで1.5リラで販売されている。

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(翻訳者:新井慧)
(記事ID:50464)