水力発電所、続々―経済に貢献
2021年01月16日付 Milliyet 紙


エルズルムでは流水を利用する水力発電所30箇所に加え、計画段階の新たなエネルギーダムが運用に入ることにより、今後国内経済に大きな利益をもたらすとみられている。

都市を流れるチョルフ川、ユーフラテス川(カラス川)とアラス川流域の流水に対して稼働している4つのダムとそのほか、水位調整水門つきの水力発電所30箇所がある。設備容量8万1876MW、1時間2.46473GWという年間平均生産量をもつ水力発電所施設30基に追加する形で、さらに設備容量5万6176 MW、1時間1.58795GWという年間平均生産量をもつ水力発電所24基の計画が運用に入る。

市内47万人が日々の生活で必要になるとみられる電力需要を満たす現在の水力発電所施設により、年間平均13億4944万TLの経済効果が生まれる。

◾️新たな計画は年間8億6900万リラの経済効果が見込まれる

約33万人分の日々の生活に必要と思われる電力需要を満たせるだけの容量を持つ新たな水力発電所計画により、年間平均8億6900万リラ経済効果が見込まれている。

アナトリア通信の報道によれば、農林業省国家水道局エルズルム地域局のエムラフ・キョレオール局長はエルズルムで飲料水、灌漑、エネルギー分野への投資を続けていると述べた。
キョレオール局長は、トルコの屋根とも言われ、チョルフ川、アラス川、カラス川が流れるエルズルムは水の可能性の点から自給自足できる都市であると述べ、町ではエネルギー分野でも重要な投資が行われていると話した。

キョレオール局長はエルズルムでの水力発電所24基の計画活動が続いていると伝えた。

キョレオール局長は発電所は民間セクターの手で建設されると話し、以下のように明かした。
「発電している水力発電所30基のうち4箇所はダム、26箇所は調整水門の発電所である。運用に入る全施設により同時に約44万2千人の日々の生活に使われるだけのエネルギーをエルズルムでは生産できる。運用に入る予定の水力発電所24基計画により、28万5千人分の日々の生活に使われる電力を生産できる。」

キョレオール局長は運用中のものや完了予定の計画によりエルズルムで日に80万人分の電力需要を満たせ、年間22億1800万リラの経済効果を生むだろうと話した。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:50495 )