イズミル・カラブルン半島の水仙の花、売れ行き好調
2021年01月24日付 Milliyet 紙


イズミル県カラブルン郡に生育し、冬の花として知られる水仙の栽培者らは今年の新型コロナウイルス(Covid-19)流行によりソーシャルメディア上で消費者にアクセスしようと試みている。
カラブルンのシンボルの一つであり、神話からその名を取ったと言われている水仙の花は、冬の寒さが始まる11月末〜2月初めに収穫される。


畑から収穫した後約10日間日持ちし、色、繊細なつくりと強い香りが特徴のカラブルン水仙は、化粧品産業でも利用されている。

昨年から全世界に影響を及ぼしているCovid-19の流行は、約25ヘクタールの土地で水仙を栽培するカラブルンの農家たちにもマイナスの影響を与えた。

コロナ禍に加え長期に渡り温暖な天候が続いた結果、水仙が一斉開花した影響で生産物の売れ残りを心配する農家の助けの声にカラブルン農業開発協同組合が応えた。
水仙50本の束は生産者により5リラで売られる一方、大都市では高価格で販売されていると言う協同組合員のキョシェ・ギュルカンさんは、困りごとをソーシャルメディアアカウントからシェアした。

これに関し様々な都市の市民が支援している農家らは、より高い価格でトルコ各都市に花を配送し始めた。

■注文依頼に追いつけず

ギュルカンさんはアナドル通信記者に対し、カラブルン郡の農家の生産物を相応の価格で販売できるよう支援するために集まったと話した。
ギュルカンさんは、今年は天候が温暖であることやコロナ禍により生産者が苦労しているとし、次のように話した。「先週はロドス風(南風)が吹いて突然一斉に開花しました。すぐ収穫して卸売市場に送りました。50本の花束を4.90リラで卸しましたが、卸された花束は1週間後大都市で70~80リラで販売されました。つまりここでは生産者の懐には一銭も入っていません。私達は協同組合としてその仲介をしているため、非常に遺憾です。組合員たちと話し合い、ソーシャルメディアでキャンペーンを始めました。敏感な人たち、特に女性たちが私達の声を聞いてくれました。彼女たちはひっきりなしに私の電話に注文をし始めました。私達の目的は見合った価値で水仙を販売することです。それにより、生産者も消費者も得をします。トルコ各地から注文依頼が来ました。敏感な市民たちがソーシャルメディアグループでシェアしてくれたようです。大学や大きな集合団地からまとまった注文が来ました。注文があまりにも殺到して、今ある水仙で対応するのはほぼ不可能です。」

ギュルカンさんは水仙が天候に左右されやすいとし、寒さとともに生産物が開花しなくなり始めたと言い、そのために現在注文依頼の対応に困っていると言及した。

キョシェ・ギュルカンさんはソーシャルメディアのおかげで水仙の生産者が安心できたと話し、団結してくれた全ての人に感謝した。

ギュルカンさんは好天が来年の生産にも貢献すると信じていると言い、次のように続けた。「現在1束25リラで卸しています。これらの花束はイズミル都心に行く仲間たちにボランティアで運んでもらい、注文のあった住所に届けています。とても素敵な団結になりました。彼らは『ソーシャルメディアの力』と言っていましたが、これほどまでに速いとは思いませんでした。私達の目的は来年も農家の人たちがより沢山の水仙の球根を植えることです。少し遅れましたが何か起こりうるということを今年示しました。昔はカラブルン郡に入るとき水仙の香りが人々を出迎えてくれたそうです。今後もそうなるように頑張ります。」

■生産者らは今後に期待

ボズキョイ区で水仙を栽培する61歳のエロル・イェティムレルさんは長年この仕事をしてきたがコロナ禍により今年は困難な期間だったと話した。

仲介者により当初は希望価格に届くことができなかったと話すイェティムレルさんは、「昨年は天候に恵まれたおかげで価格が良く、実りの多いシーズンでした。しかし今年は天候とコロナ禍により苦労しました。ですが、協同組合の活動の成果で良いシーズンを過ごしたいです。」と言った。

アブドゥッラー・カヤさんは水仙栽培は手間がかかるにも関わらず続けていると言う。収穫完了まであと少ししかなく、望んでいたものは得られなかったと話したカヤさんは、協同組合の活動のおかげでここ最近価格が上昇しているとした。

カヤさんは、来年はより良いシーズンになるよう目指していると話した。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:50554 )