イスタンブル雪のち晴れ、生活麻痺も雪を楽しむ
2021年02月18日付 Milliyet 紙


最新のニュースによると、降雪量がピークに達したイスタンブルでは昨日様々な場所で10m先まで視界が悪化し、運転手らは困難に見舞われた。何件もの事故が起こった。イスタンブルで今日の天気がどうなるかという問いに答えを見つけた。それでは最新状況の詳細をお伝えしよう。

最新のニュースによると、気象総局第一地方局からの最新の予報では、厚い雲に覆われる地域で雨とみぞれ、標高の高い場所では雪が降る見込みだ。気温が1度から3度まで上昇する地域では寒気と降霜が予想されている。

風は西と南西から、午後は北西の方向からやや強く、時々強く吹くと予想されている。明け方にかけて、海岸沿いでは弱い、内陸では中程度の、所によっては強い降霜が予測され、国民に注意と対策を求めている。

また、イスタンブルで数日間続く降雪は昨日ピークに達した。視界が悪くなった道で運転手らが運転に苦労しており、家から出て仕事に向かおうとする人々は困難に見舞われた。

ヨーロッパ横断自動車道(TEM高速)カヴァジュク地区エディルネ方面で交通が停滞し、サルイェルのビュユクデレ通りも豪雪のため一時雪に覆われた。交通の大動脈では問題が起こらなかったものの、特に脇道や坂道で運転手らは困難に見舞われた。

キャウトハーネでは通勤のため道に出た多くの人々が坂の多い場所で、乗り物と共に動けなくなった。ウスキュダルでは凍結した道で事故を起こした運転手らが話しているとき、後方から来たジープがスリップし間に突っ込んだ。

1人は駐車スペースに逃げ込み、2人がジープにぶつかり負傷した。注文を受けていたバイク便も雪や氷と格闘せざるを得なかった。

■ダムの現状

雪のためタクスィム広場も白に染まり、イスティクラル通り、オルタキョイ広場、乙女の塔では美しい景色が生まれた。

エミニョニュ、ガラタ橋、スルタンアフメト広場も雪に飾られた。バラトの急な坂になっている通りでは子供たちが滑りながら大いに雪を楽しんだ。

気象技術者会議所科学委員会のオルハン・シェン委員長は、気温が8~10度まで上昇し季節は平年並みに戻ると指摘し、「気温は明日から8~10度に上昇し季節の通常の気温に戻るでしょう。東部、アナトリア、東黒海では、降雪はさらに1日、2日続くでしょう。イスタンブルに降る雪は極めて普段通りです。ダムのある地域では降雪量はさらに少し多いです。これは貯水池に多大な利益をもたらします。雪はゆっくりと溶け、そのため46%となっている貯水率は来週には50%を超すでしょう。」と述べた。


■雪はダムへ運ばれた

ダムの水位上昇のためスルタンガーズィー区は興味深い取り組みを承認した。区のチームは通りや路地から集めた雪をアリベイキョイダム地域へ投入した。

1日あたりトラック約150台分の雪がダム地域に運ばれ、イスタンブルの水需要の助けとなることが目的とされている。ダムの水量については以下の通りだ。

ウストランジャラル50.53%、テルコス46.53%、サズルデレ24.19%、アリベイ54.37%、ビュユクチェクメジェ50.72%、オメルリ55.76%、ダルルク54.40%、エルマル54.17%、カザンデレ63.69%、パブチュデレ32.8%。

イスタンブル工科大学気象工学部の教員ヒュセイン・トロス教授は、「明日は小規模な積雪が予想されます。しかし気温は零度を上回るため、雨という形で現れるでしょう。ダムの水位は1月9日は19.16%でした。40日で30%上昇しました。これは大変良い事です。昨日の降雪により50%を超えました。2月に貯水率がこのレベルに達するのは喜ばしいニュースです。」

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( 翻訳者:小鉄礼子 )
( 記事ID:50697 )