メラル・アクシェネル善良党党首は、公正発展党シワス選出議員であるイスメト・ユルマズが選挙期間中、最優先で捜索されていたオスマン・オジャランがトルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)に出演したことに関し「国家は必ずテロ組織関係者間の意見の相違や対立を利用する」と発言したことに、「国家とは誰のことか？オスマン・オジャランのTRTへの出演が誰の指示であろうが、あなた方は何事もなかったように済ませられはしない。」と見解を示した。

メラル・アクシェネル善良党党首は、アンカラのケチオレン区のスバイエブレルにある全私営バス連合の会議所を訪問した。アクシェネル党首は、訪問後に記者たちによる質問に答えた。

アクシェネル党首は、エルドアン大統領がガラ作戦に関して行った「この作戦の責任者は、総指揮官であり行政の長である大統領から、軍、警察、情報機関に至るまでのトルコ国家である。」という発言に見解を述べた。アクシェネル党首は、「エルドアンは『責任は自らにある』と述べた。もちろん、その通りだ。軍指揮官たちが指令を与える。政治的意思としてその指令を下すのはエルドアンである。彼自身もすでに述べたように、責任を負っている。」と話した。

■党首ではなく、大統領としてあるべき

アクシェネル党首は、「エルドアンは『国は等しく私に関わるものである』と言ったようだ。それならば、公正発展党の党首であることを脇にやり、政治生命の中で一回でも皆の大統領としているべきだ、よりためになるだろう。」と大統領を批判した。

アクシェネル党首は、トルコ国民議会国家防衛委員会の議長を務めるイスメット・ユルマズ公正発展党シワス選出議員が、最優先で捜索されていたオスマン・オジャランがTRTに出演したことに関して「国家は必ずテロ組織関係者間の意見の相違や対立を利用する。これは世界中のどこでも同じである。」と発言したことに関して以下のような見解を述べた。

「何が国家ですか。こうしたことが行われても、その後まったく責任を負うことがない。想像上の国家の上でのことだ。この国とは誰のなのか？オスマン・オジャランがTRTへ出演させられたことが、つまりどの治安機関の指示によるものであれ、これは別の問題である。イスメット・ユルマズの指示によるもの、エルドアンの指示によるものかによって、これらは全く別の問題となる。あなた方は何事もなかったように済ませられはしない。」

Tweet

この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:村田七海 ）
（ 記事ID:50698 )