カラマン県エルメネク郡、5日間外出禁止
2021年02月20日付 Milliyet 紙


速報によれば新型コロナウィルス感染拡大対策のなかで1月14日に初めて接種が医療関係者に行われてワクチン接種計画が開始し、土日にも続いている一方で、複数の居住地域で隔離措置が開始された。また一方ではカラマン県エルメネキ郡や村々で新型コロナウィルス患者が増加していることに関連し、2月22日から26日までの間、5日間の隔離措置に移行した。この決定により郡の中心部と26ヶ所の村々への出入りが禁止された。また郡中心部と村々の間の葬式や慰問、親戚の訪問は行えなくなる。

最近のカラマン県エルメネキ郡での新型コロナウィルス患者の増加を受け、今月19日にハジュ・オスマン・ホケレキリ郡知事のもと郡衛生委員会が開かれた。委員会で郡を2月22日から26日までの間に隔離措置をとると決定された。

決定により、郡中心部と26ヶ所の村々の出入りが禁止された。郡中心部と村々の間の葬式や慰問、親戚の訪問は行えなくなる。住民たちが不可欠の必需品を買えるようにスーパー、商店、八百屋、肉屋は10時〜17時の間営業する。隔離措置は2月22日5時に開始され、2月26日21時に終了する。

◾️「10日以内にこの病から解放されると確信している。」

エルメネキ市のアティッラ・ゾルル市長は週末に実施する外出禁止令によって陽性者数をゼロにすることができると話し、以下のように述べた。
「エルメネキは本物の自然の国土だ。街の外で生活する住民が多くいる。パンデミックの時期に感染拡大が最も少ないとして彼らは市に来て、ここで拡大が加速したのだ。その時期を我々は乗り切った。先週は陽性者数が5人まで低下し、とても喜ばしかった。今日出た結論は外出禁止令を出さなければいけないということだ。マスクと社会的距離については皆さんは注意しているが、この忌まわしい病気は拡大しうる病だ。冬であること、空気が冷たくて、人々は屋内の環境で留まらなければならなかった。これらは統計上に表れている。」

「主婦たちの感染率が高い。感染は配偶者からかあるいは昼間、集まりのように一箇所に集まることで発生している。我が国は3月1日以降に正常化プロセスに入り、我々もこの正常化プロセスに含まれるために隔離決定を出した。感染者数は1週間前に比べてとてつもなく増加した。これからの10日間で隔離を行い、感染者数を減らすことを目的としている。住民たちの主な必需品について我々には準備がある。ヴェファ社会支援ライン(訳註 隔離措置中の人々に物資を届けるサービス)により、住民たちのあらゆる必要を満たせる。残念ながら一年前の状況に戻ったのだ。マスクと社会的距離と手洗いによって、解放されるのだ。」

◾️変異株ウィルスの疑いで通りを隔離

キリムリ郡ハジュオール街区のイスメト・パシャ通りに住む3名について、新型コロナウィルス検査で陽性が確認された。県保健総局のチームは変異株ウィルスの疑いがあるとして3人から採取した検体を研究機関に移送した。彼らが住む通りは郡衛生委員会の決定により隔離措置がとられた。通りの出入り口は警察のチームによって閉鎖された。

ハジュオール街区のヤルチュン・ドゥルスン街区長は通りに住む計4棟、16人が隔離のもとにおかれたと話した。ドゥルスンさんは病院に入院している患者やその人に付き添う看護師の関係者と、お見舞いにきた近隣住民たちの新型コロナウィルス感染が確認されたと述べ、「障がいのあるH.A.さんという住民が病院で手術を受けた。彼の義理の姉妹の娘が看護師でイスタンブルに住んでいて、彼に付き添う形で来ている。彼らは退院して家に帰った。彼らは家にいて体調がすぐれないが、感染の疑いによって隔離されている。今のところ4棟、7部屋が隔離されている。変異ウィルスかどうかはまだ不明だ。」と語った。

ドゥルスンさんは通りは感染予防対策として閉鎖されると話し、「市民はここの通行や移動ルートに注意しないといけない。警察チームもここで対策を行った。近隣住民が彼らをお見舞いに来ていたらしい。状況は今のところいい。今はインフルエンザのようにしのげている。願わくば他に何も起こりませんように。変異ウィルスの疑いがあるからここは隔離されたのだ。」と話した。

チャタラウズ当局もアナウンスを行い、隔離された通りの出入り口が封鎖されたとして人々に注意を促した。

◾️ワクチン接種、続く

コロナウィルス科学委員会の勧めに従って保健省によって発表された「COVID19ワクチン国内運用戦略」によればプロセスは1月14日の医療従事者へのワクチン接種により開始され、優先すべきグループの住民のワクチン接種によって進行している。

このプロセスの中で、病院を予約した住民は県の一般的な病院で土日にもワクチンを接種できる。サンジャクテペ殉教者イルハン・ヴァランク博士教育研究病院のヌレッティン・イイト医長は約1ヶ月前に始まったプロセスでは医療従事者に続いて、65歳以上の住民に対しても1回目のワクチン接種が続いていると話した。

イイト医長は「ここでは病院で開いている多くのポリクリニックによってまさに最大限、尽力し続けている。これに加え家庭保健センターや私立病院、大学病院でも開かれるだろうポリクリニックによってもこの活動が進んでいる。特にプロセスを見れば、人が溜まらないように、列を作らないように集めるかたちで我々はこの活動を続けている。」と話した。

イイト医長は列で待つ状態が発生しないように住民たちはワクチン接種予約をより多くの病院から行うよう提案し、以下のように続けた。

「今日(20日)は週末だが、今私の病院はワクチン・ポリクリニックを開いている。重大な疲弊はないように見える。特に週末もワクチン接種を続け、病院を予約できるよう主張していきたい。

接種予約した住民は週末の制限に関わらず接種を受けられる。どんな列にも並ばずに、混雑の中に入らずに住民たちはワクチンを接種できる。」

イイト医長は病院内にいるおよそのべ9000人がワクチン接種し、この中には病院職員に対する2回目の接種も含まれていると話し、「現在リスクが高いグループに属する、つまり政府や省庁が決定したワクチン接種が適切とされるグループの迅速なワクチン接種や、その予約を提案している。このプロセスが迅速に終了し、予防接種の意味合いで我々に利益をもたらすことを期待している。」と言及した。

◾️接種は国内で広く続けられている

コロナウィルス科学委員会の勧めに従い、保健省が発表した「COVID19ワクチン国内運用戦略」によってワクチン接種の活動が続いている。

このなかで家庭労働社会福祉省に属する公立、民間の老人ホーム、障害者観察センター、保護施設のような施設を利用する人々や職員に2回目の接種が行われる。

ワクチン接種計画の中で、セイランバーラル老人ホーム・高齢者観察リハビリテーションセンターの高齢利用者と職員も2度目の接種を行った。

老人ホームはCOVID19対策として訪問禁止や「24時間体制での」勤務形態などとても多くの対策が長期間にわたってとられており、ワクチン接種活動はマスク、社会的距離、衛生規則に従った人々の体温測定を行った後にワクチン接種用の部屋で実現されている。

◾️コロナウィルスの最新状況

トルコでここ24時間で11万6674人に検査が行われ、7419人の陽性が確認され、82人が死亡した。トルコの1日のコロナウィルステーブルはURL covid19.saglik.gov.tr で発表された。

これによれば、ここ24時間で11万6674人に検査が行われ、7419人の陽性が確認され、82人が死亡し、有症状者は638人となった。ここ24時間で7498人についてCOVID19の治療や隔離が終了したことで、回復者の数は251万1548人まで増加した。

検査数は3209万8166回に達した。陽性者数は262万4019人、死亡者数は2万7903人、重病者数は1185人となった。週ごとのデータによれば、今週の患者について肺炎の割合は3.6%、病床使用率は47.9%、集中治療室使用率は59.6%、人工呼吸器使用率は30.1%、平均接触検出期間は8時間、感染経路追跡率は99.9%として記録された。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:50707 )