情報大臣を召喚 核に関する発言を受け
2021年02月14日付 Hamshahri 紙


 複数の国会議員らが情報大臣への質問を提出し、大臣が議会へ出席し、彼らの言うところの国の全般的政策に反する同師の発言について説明責任を果たすよう求めた。

【ハムシャフリー電子版】タスニーム通信によると、テヘラン、レイ、シェミーラーナート、エスラームシャフル、パルディースの選挙区より選出された国会議員であるアリー・ヘズリヤーン氏は議員らが情報大臣に対し質問書を提出したことを発表し、「イラン・イスラーム共和国の全般的政策に反し、かつ核兵器の製造はシャリーアで禁じられているとする最高指導者のファトワーに反する可能性のある、バフマン月20日[西暦(2021年)2月8日]にIRIB TV2で放送された特別時事対談でのセイエド・マフムード・アラヴィー情報相の発言―残念ながら、イスラーム共和国の体制に政治的負担を生み出してしまった―を鑑み、同大臣に議員らへの説明責任を果たしてもらうため、同師への質問書が作成され、国会に提出された。」と述べた。

 同議員は、情報大臣は何日か経っても自身の発言につき釈明する措置を取らなかったと述べ、「アラヴィー氏の発言は、わが国の治安向上を図る情報省の組織としての立場に反しており、国家の治安を混乱させている。外交政策の枠においても、この発言はわが国を問題に巻き込む可能性がある。」と加えた。

 ヘズリヤーン氏は、「本日、国会議員らは質問書を提出し、署名した。そして、情報大臣に対し、イラン・イスラーム共和国の俯瞰的な観点に反する立場に立った理由を問いただすことを認めるよう求めた。この質問は専門委員会、つまり国会の国家安全保障外交政策委員会において調査され、本件に関する情報大臣の発言理由が何であり、何故発言について釈明しようとしなかったのかが明らかにされることとなった」と指摘した。

 第90条委員会政治・軍事・安全保障委員長は、「国会の90条委員会執行部は、当委員会の政治・軍事・安全保障委員会に対し、この件の進め方に関して必要な調査を行うよう義務づけている。もしこの発言が90条委員会の調査対象となり得、また同発言が国に害を及ぼすものであることが確定的になるのであれば、本件について調査が行われ、必要な段階を経た後、本件に必要な調査を実施するため情報大臣に説明が求められることになる。」と述べた。

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( 翻訳者:TR )
( 記事ID:50735 )