外出許可の最初の土曜日、各地で混雑
2021年03月07日付 Cumhuriyet 紙


イスタンブルでは、外出制限が解除されて初の土曜日は午前中に交通量が増加。公共交通機関を利用しようとする人がバス停で混雑をつくった。イスティクラル大通りでは密状態が発生し、ソーシャルディスタンスのルールがないがしろにされる場面もみられた。

コロナウイルス対策の枠組みで、これまで13週間にわたって適用されてきた週末の外出制限は「適切な決定期間」をもとに、今後は日曜日のみ実施されることとなった。「適切な決定期間」に基づいて制限が解除された最初の土曜日、イスタンブルの道路では交通が活発となり、大都市では15時の段階で交通量が74%に達した

また午前中は、職場に向かう多数の市民が市バスやメトロバス停留所に集まる様子が見られた。

■イスティクラル大通りで密を心配する群衆
(写真)イスティクラル大通りの密状態に不安を感じる人々も

イスタンブルで最も賑やかな場所のひとつ、イスティクラル大通りでは身動きするスペースさえないほどの密状態で、ソーシャルディスタンスのルールが無視されていた。また一部の観光客や市民はマスクを着用していなかったり、あるいはあごまで下げた状態での着用がみられた。これにより警察隊がソーシャルディスタンスとマスク着用ルールについて市民に注意喚起を行った。

■イズミルではビーチで密

イズミルでは外出制限が解除された最初の土曜日、ビーチでの密が観察された。

管理・正常化プロセスのなかで土曜日の外出禁止令が解除されたイズミルでは、海岸線と大通りで人通りが活発に。

保健省が公開するCOVID-19リスク評価マップにおいて「高リスク」県のひとつとされているイズミルだが、気温が20度に達すると多くの人々が海岸線や公園で時間を過ごした。

特に朝食(カフヴァルトゥ)を提供するレストランやカフェでの密状態が見られたほか、一部の人々は自宅から食べ物を持参して芝生での食事を楽しんだ。

ボスタンル・ビーチの子ども広場等でも密状態が観察され、ビーチを訪れる車は駐車場確保にも苦労する状況だった。

またコナク郡のコルドン地区、クブルス・シェヒトレリ通り、歴史的なケメルアルトゥ・バザール地区、ギョズテペ・ビーチでも各所で密状態が見られた。

一方、カルシュヤカ地区のケマル・パシャ通りでは、密状態が発生したことで警察隊が監視を強化。カルシュヤカ・バザールとしても知られる通りでは、警察隊の実施する監視パトロールにアリ・ルザ・チャルシュル区長も参加した。パトロールでは事業者や市民に対して注意が呼びかけられた。

■マスク着用とディスタンスを警告

通りでは巡回するパトカーからマスク着用とソーシャルディスタンスの徹底についてアナウンスが行われた。

■アンカラでも人通り活発

首都アンカラでは、外出禁止制限が適用されなくなった最初の土曜日、各通りで活発な人通りがみられた。

COVID-19リスク評価マップでは「中リスク(黄色)」カテゴリーとされているアンカラでは、市民らは外に出て公園に腰を下ろして外の空気を楽しんだ。

内務省COVID-19対策の枠組みにおける、「活動パトロールプロセス」の手順に則って、レストラン、カフェテリア、スイーツショップ、パティスリーといった飲食店、喫茶店、コーヒーハウス、ティーガーデン、バー・クラブ等の公共に開かれた場所ではパトロールが行われた。

警察は街のにぎやかな通りに設置された監視ポイントで、ドライバーや市民に対してマスク着用およびソーシャルディスタンスに注意を払うようアナウンスした。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:50755 )