麻薬密輸の中国人船長に懲役30年
2021年03月11日付 Hurriyet紙

ゾングルダク県キリムリ郡で昨年8月、港に停留していた船の竜骨部分に後付けされたタンクから、6千万リラ相当の31キロのコカインが押収された。事件に関して取り調べを受けている中国国籍のGuangjian Xu船長とKaibo Wu副船長がそれぞれ30年の懲役判決を受けた。判決が通訳されると、涙を流し取り乱したGuangjian Xuは気絶し、救急車で病院に搬送された。Junjie Zhang技師長は無罪判決となった。

県警薬物犯罪対策課のチームは、2020年8月23日に、一般貨物船でゾングルダク県キリムリ郡の港から、国内にコカインが入ってくるとの通報を受けて捜索を開始した。コロンビアから購入した木炭を当郡へ運搬した中国旗を掲げた船に対して立ち入り捜査が行われ、船の竜骨部分の外側に後付されたタンクから、31キロ279グラムのコカインが押収された。

市場価値は6千万トルコリラにのぼるコカインに関して、拘束された中国人船長のGuangjian Xu、Kaibo Wu副船長、Junjie Zhang技師長が逮捕された。
作戦の間、警察のカメラで撮影された画像から、船の竜骨部分に後から取り付けられたタンクが、潜水士達によって溶接機を使って取り外され、コカインが押収されていることが分かる。

拘束された3人の容疑者は、「麻薬あるいは興奮剤の輸入」の罪で起訴された。ゾングルダク第3重罪裁判所で開かれた審議には、勾留中のGuangjian Xu被告、Kaibo Wu被告、Junjie Zhang被告とその弁護士が参加した。

■検察は無罪を請求

共和国検察は裁判所に提出した報告書で収集されたすべての証拠と犯行の実行方法において、船員の関与なしには実行されえなかったことを考慮にいれても、被告人の誰かがこの件に関わったことは確認できなかったとして被告らの無罪を請求した。説明の後、通訳者同伴で証言がとられた船長のGuangjian Xu被告は、乗組員の他誰一人この件に関わっていないと述べ、「論理的に考えて、もしこの件に協力していたものがいたとしたら、当局を前に狼狽しているか、とっくに逃亡しているはずだ。我々は朝の8時から12時まで警察の捜索に最大限協力した。私は今までこのような件に関わったことは一切ない。釈放を望む。正当な判決が下ることを信じている」と話した。

副船長のKaibo Wu被告はというと、犯罪歴がないことを述べて、「船で働くことは困難を伴う。給与がいいため我々は家族や親せきに責任を負っている。一回の航海で何か月も家から離れる。この職業のために、家族や故郷を思いながら人生を過ごしている。そもそもパンデミックでこの期間はさらに長く続いていた。こんな事件のために自分は家族から離れている。本当に自由に家族と会いたい」と話した。
技師長のJunjie Zhang被告は、自らと同僚が無実であることを訴え無罪を求めた。

■裁判所の判決が明らかになり、船長は気絶

裁判官らは、被告のうちGuangjian Xu船長とKaibo Wu副船長に対し、起訴された罪を犯したとして、それぞれ懲役30年の判決を下した。Junjie Zhang技師長には証拠不十分で無罪の判決が下された。通訳が判決を訳すと、Guangjian Xu船長は涙をこらえきれず、身体に不調をきたして気絶した。駆け付けた医療班が応急処置を施し、救急車でゾングルダク・アタテュルク国立病院に搬送した。

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(翻訳者:村田七海)
(記事ID:50774)