ギリシャ正教総主教座に激震、No.2罷免
2021年03月18日付 Milliyet紙


コンスタンティノープル総主教座で大規模な掃討作戦が行われた。決定機関である聖シノド評議会は、バルトロメオス1世総主教に続き、ナンバー2であるアタナシオス・カドゥキョイ府主教を不服従を理由に罷免した。

コンスタンティノープル総主教座の意思決定機関の聖シノド評議会は、その階層上、バルトロメオス1世総主教に続き、ナンバー2であるアタナシオス・カドゥキョイ府主教(85)が罷免され、後任にフランス府主教エマニュイル・アダマキスを任命すると決めた。

ヒューリエット紙のヨルゴ・クルバキ氏の記事によると、聖シノド評議会の2月の会議でアタナシオスが「総主教と聖シノド評議会に不服従と不敬を示し、また度重なる正教会規則の違反」を理由に罷免されたことが明らかになった。

■総主教は警告

ギリシア・メディアによると、2008年にカドゥキョイ府主教に選出されたアタナシオスは、過去にバルトロメオス1世総主教に繰り返し中傷的発言を行い、また人種差別的な発言で知られるギリシアのカラヴリトン地区の元府主教であるアムヴロシオス氏と親しい関係にあった。また、家事のために現ロシア首座主教キリルを支持する女性聖職者をそばに置いていた。アタナシオスは、聖職者にふさわしくない形で、イスタンブルのギリシャ系信徒集団のカーニヴァル行事にカーニヴァル衣装を着て参加していた。総主教は、アタナシオスのこのような態度にしばらくは目をつむった。当人に繰り返し注意をした。アタナシオスが耳を貸さないと総主教は最終的に当人を罷免することを決めた。

■クレタ島出身の府主教

アタナシオスは、カドゥキョイ出身でハルキ島のハルキ神学校出身である。カドゥキョイ府主教に選出されたエマニュエル氏はというと、ギリシアのクレタ島出身である。トルコが2010年に総主教付属の国外の府主教にトルコ国籍を認めたことで、トルコ共和国国民となった。2003年以来、フランス府主教であった。総主教は2008年にも総主教座で掃討作戦を実施した。総主教になることを強く望む私設秘書長のディミトリス・シヴァス府主教とメリトン・アラシェヒル府主教をコンスタンティノープル総主教座の職から遠ざけた。

■アテネ

エマニュイル氏が新たにカドゥキョイ府主教として業務を始めるため、土曜日に総主教座で行われる宗教儀礼にキリアコス・ミチョタキス・ギリシア首相の甥であるアテネ市長のコスタス・バコヤニス氏と外務副大臣のコンスタンティノス・ヴラシス氏が参加する。バコヤニス市長は明日、イスタンブル広域市エクレム・イマムオール市長との会見が見込まれる。

■参照

カドゥキョイ府主教は総主教座の階層において非常に重要な地位である。12名の府主教からなる聖シノド評議会において「総主教以外ではナンバー1」としてとらえられている。

バルトロメオス1世総主教も1991年に総主教に選出される以前はカドゥキョイ府主教であった。

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(翻訳者:村田七海)
(記事ID:50803)