ボアジチ大教員「学生に自由を、警察は暴力をやめよ」
2021年03月26日付 Cumhuriyet紙


抗議活動の82日目、ボアジチ大学の教員たちはいつもの仕事日のように今日も昼頃に60回目の番を務めて再び学長室に背を向けた。教員らは毎週金曜日と同様に今週も開かれた記者会見において、任ぜられたメリ・ブル学長と任命された者たちの辞任を求めた。教員らは今週、学生たちの釈放と、警察の暴力を終わらせるよう要求した。

教員らは、レインボーフラッグを掲げたという事実によって拘束された学生たちの釈放を要求し、抗議のために虹色に傘を広げた。

教員らの声明の全文を掲載する。

「本日は3月26日金曜日。我々の大学と学生は、昨日午後、恐怖を与える警察の攻撃にさらされた。南キャンパスから北キャンパスへ行進した学生たちは、ただLGBTI+の旗を手にしていたという理由だけで警察に取り囲まれ、4人の学生が総合情報収集サービス(GBT)による確認を口実に拘留された。 友人たちの解放を求めた学生たちは無理矢理キャンパス内に抑え込まれ、12人の学生は不当で違法な形で拘束された。キャンパス内の200人近い学生は警察が拘束下に置くことで脅しを受けた。明らかに、この状況はLGBTI+の人々へ直接政府が行った組織的な差別、ヘイトスピーチ、暴力の結果である。大学の任命された学長理事会の職務は、政府から手にした許可を基に学生たちを警察の暴力の渦中に投げ入れることではない。彼らの権利を守り、安全を確保することである。我々の大学では、宗教、言語、人種、民族的出自、思想、性別、性的指向、年齢、身体的障害または同様の特徴を差別や偏見の理由にせず、すべての者に公正で公平に振る舞うことが基本である。任命された者に、自分達が占めている地位が要する職務を実施し、我が大学の倫理的な原則に則って振る舞うよう求める。

■真夜中の大統領令ではない、多元的で参加型の議論の過程

このような暴力の渦中にも関わらず、我々は民主的な社会と民主的な大学の価値を様々な回路で訴え続けており、これからもそうしていく。違法な学長の任命に対して起こした訴訟の後、大学で設立が想定される2つの新学部を行政裁判所に訴えた。以前に何度も口にしたように、この決定は、大学の教授会や執行部会のいかなる要請も準備もない中で行われた。法律が前提とする高等教育機構によるいかなる計画も議論も経ることはなかった。政治的な忠誠ではなく職業的な能力に基づく学術的な教員を保持するために、我々は法律闘争を続けていく。大学において学術的な生産性と学術的教育の質と生産性を定めることになる決断は、真夜中の大統領令によってではなく、多元的で参加型の議論の過程の中でおこなわれるべきである。

この問題を、大学に着任した学長理事会にも再度想起させたい。学長理事会は就任以来、非民主的な措置を、善意であるのを疑いを抱かせる、未熟な方法で続けている。選ばれた学部長や研究科長が任用されない一方で、副学長達は多くの地位に直接、あるいは代理の形で登用されている。ある時は予定されている選挙がすべて中止されたと知らされ、またある時は「選択決定」という名目で、しかし選挙といかなる点でどのような形で関係があるのかわからないような方法がとられると聞かされている。その後、この方法も中止されたことが明らかにされている。この支離滅裂、無原則、不合理な過程は、大学の組織的仕組みや機能を破壊している。我々の学術的研究を害しているのである。

これらすべてに責任のある、任命されたメリ・ブル、ギュルカン・クンバルオール、ナジ・インジ、ファズル・オンデル・ソンメズ、そして一夜のうちに設立された法学部に任命されたセラミ・クランの辞任を再び求める。

最後に、拘束され、逮捕され続けている学生たちを直ちに釈放すること、大学とその周辺で続いている警察の暴力を終わらせるよう要請する。

我々は認めはしないし、諦めもしない。」

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(翻訳者:関口ひなた)
(記事ID:50840)