スレイマン1世の肖像画、35万ポンドで売却
2021年03月31日付 Hurriyet紙


イギリスのオークション会社サザビーズによって開催されたオークションでオスマン帝国のスルタンであるスレイマン1世の肖像画が諸費用を含め43万8千ポンド(500万リラ)で落札された。

イギリスのオークション会社サザビーズによって開催されたオークションでオスマン帝国のスルタンであるスレイマン1世の肖像画が35万ポンド(400万リラ)で落札された。

オンラインと電話で行われたオープンオークションは、現地時間10:30(トルコ時間12:30)に始まった。

「イスラーム世界とインド芸術」という名前で183点の作品で構成されたコレクションの中で58番目のスレイマン1世の肖像画は、6万ポンドから競売に出された。
入札とともに金額が上がった作品は、35万ポンド(400万リラ)で落札された。購入した人もしくは組織の名前はいまだ明らかになっていない。税金を含めると43万8千ポンド(およそ500万リラ)にものぼる。

■ミフリマー・スルタンの肖像画も6万ポンドで落札された

スレイマン1世の娘であるミフリマー・スルタンの17世紀に描かれた肖像画も6万ポンド(69万1千リラ)で落札された。
16世紀末もしくは17世紀初頭に描かれたと思われる肖像画は、とても貴重な作品の一つであると評価されている。

■肖像画には、スレイマン1世の43歳の時の姿が描かれている

縦22.7cm、横17.5cmで、銅の額縁を含めると縦44.5cm、横39.8cmの大きさの肖像画には、スレイマン1世の43歳の時の姿が描かれている。
肖像画のスレイマン1世の、イラクでサファヴィー朝の軍隊と、プレヴェザの海戦で十字軍軍隊を撃破した後の、権力が頂点であった時代に描かれたと評価されている。

作品のうち1つはメディチ家のために描かれ、現在フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されており、もう1点もオーストリア・ハプスブルク家のフェルディナンド2世のために複製され現在ウィーン美術史博物館に所蔵されている2点のスレイマン1世の肖像画と関係があるとされている。

オスマン帝国とヴェネツィア間における芸術作品の売買にも光を照らすと思われる肖像画は、19世紀から現在にかけ、フランス人の家族のコレクションになっていた。

オークションでは、書家のスヨルジュザーデ・ムスタファ・エイユビが1675年に複製したコーランうち、10世紀にクーフィー体で書かれたコーランや、マムルーク朝時代にエブ・アル-ファドル・ムハンマド・イブン・アブド・アル-ワッハーブ・アル-シャーフィー・アル-スンバティ・アル-アラジュによって複製された、彩飾されたコーランのページ、そしてオスマン朝時代の複数のキリムや絨毯なども落札された。

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(翻訳者:瀬戸慈弘)
(記事ID:50854)