いもと玉ねぎに対する大統領の決定に生産者は満足していない
2021年04月12日付 Cumhuriyet 紙

エルドアン大統領は、昨日行った会見で、生産者の手元に余ったイモと玉ねぎをラマザンの前に贈り物として配るとし、「120万トンのイモと30万トンの玉ねぎを政府として購入し、贈り物として国民に配る。」と述べた。ネウシェヒル及びニーデ地方のイモ生産者は、約1月を超える期間厳しい状況であった。この状況が話題になったにもかかわらず、適切な時に措置が講じられなかったと述べた。

エルドアン大統領がイモと玉ねぎに対して行った措置を「支援のために私たちが死に体になるのを待っていた。」と述べたイモ生産者のムラト・ヨララルさんは、「私たちが生産したイモは、1リラの経費が掛かる。いもから芽が吹き出した時、15クルシュでも売っていた。損害を被った。今下された決定は、遅い決定である。これを1月前にやるべきだった。ニーデ・ネウシェヒル地方のイモは芽を出した。生産者の手元にあるイモがどれほど食用に耐えるかが議論されている。しかし、倉庫と貯蔵庫にあるイモに消費可能なものがある。この決定は、また企業により利益になるもので、生産者はいつも損をする。」と述べた。

手元に50トンのイモを抱えていると説明したヨララルさんは、「全生産物のうち大部分は腐った。一部は動物に食べさせた。手元にあるのは、最近芽を出した。」と述べた。

共和人民党のニーデ選出国会議員オメル・フェトゥヒ・ギュレルは、エルドアン大統領が発表した決定が遅かったこと、計画の段階で誤った決定であると述べて、「生産者の手元にある状態の悪いイモではない、良いものを買い取る予定である。だが農産物公社は、生産者の手元にある傷んだものも受け入れるべきであり、全てのイモを買うべきである。遅れた決定である。現在、彼らは購入する産物を市場に出さず、収入の低い者に配るだろう。農産物公社が、生産物の一定の割合を手元に置いて市場を調整しなければ、今後、イモの価格は急騰するだろう。私たちは、これを二ヶ月前に議論するべきだった。もし適切な時期に適切な措置を講じていたならば、生産者はこれほど損害被らなかっただろうに。」と述べた。

■債務を抱えた生産者は自殺した

イズミル県トルバルのパムクヤズ地区で昨日の朝、農業を営む3児の父親であるバシリ・ユルドゥルムさんは、妻が朝食を準備している時に寝室で自殺した。バシリ・ユルドゥルムさんの遺体はイズミル法医学協会の霊安室に運ばれた。ユルドゥルムさんは、畑を売ったにもかかわらず、借金が返済できなかったため、困難な状 況に陥ったと言われている。ユルドゥルムさんの葬儀は本日、パムクヤズで行われると発表された。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:50902 )