ショック!ロシア、トルコ航空便を制限ー6月1日まで
2021年04月13日付 Cumhuriyet 紙


ロシアがトルコ間の航空路線を4月15日から6月1日まで制限することを決定したことで、観光都市であるチェシュメでは失望が起きた。

イズミルのチェシュメ観光ホテル協会(ÇEŞTOB)のヤクプ・デミル会長は決定に関して、「我々は観光業者として落胆しました。ロシア人市場は我々の観光業のおよそ50%を占めています。この状況はトルコの観光業にとってある種、挿管となっている。新たな決定により、このルートが6月1日よりも前に開かれることを願っている。」と述べた。

■700万人の観光客

デミル会長は、ロシアからの観光客数は2019年には700万人であったことに言及し、「2021年は昨年より多くなると考えていたが、我々の意向の外で下されたこの決断はトルコの観光業の希望を挫くこととなった。」と述べた。望みを捨てていないと言うデミル会長は、「私はラマザン月にとられる対策とともに感染者数が減り、観光シーズンが去年よりも高い数字で開幕するよう願っている。観光部門で働く人々へワクチンを接種することでも顧客を安心させられる。接種が一刻でも早く実施されることを望んでいる。」と語った。

チェシュメにあるマリーナの総支配人であるジャン・アカルタン氏は、「ロシア人観光客のトルコへの関心は日を追うごとに高まっていた。この状況はヨット観光業にも影響を及ぼしていた。昨年は、その前年に比べ、トルコに来たロシアのヨットの数が30%増加した。特に高級ヨットでのツーリズムに関しロシア人は我が国に大いに関心を示している。今年の航空便の制限はこれに影響していくだろう。一方で今後、感染者数が減少すれば、この制限も解除されると信じている。」と話した。

チェシュメでブティックホテルを経営するムトゥル・ドゥマン氏は、「航空便の制限により観光業はネガティブな影響を被るだろう。特にアンタルヤとボドルムにとってはかなり悪い状況となるだろう。私たちのホテルにも個人としてロシアから来ていた観光客がいたが、これもキャンセルとなった。大変な時期にある。観光業者にとって好ましくない状況だ。できるだけ早く普通に戻ってほしい。」と述べた。

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( 翻訳者:岩坂翼 )
( 記事ID:50906 )