パレスチナ:困難な状況下で復活祭が開催(1)
2021年05月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■経済面、治安面、政治面、医療面における困難な状況下で、東方教会の復活祭に際した祝祭がアラブ各地で開催される

【諸首都:サアド・イリヤース:本紙、複数メディア】

東方歴(ユリウス暦)に従うキリスト教諸派の人々は昨日、復活節初日である「復活の日曜日」を祝った。これに先立ち、彼らは昨日の「光の土曜日の祝祭」を最終日とする、3日間にわたる宗教上の祝祭を行っていた。非常に困難な経済的苦況、そして占領下パレスチナやレバノン、イラク、そのほかの中東地域における、コロナ危機による規制や移動制限が存在するなかでの開催となった。

占領下パレスチナでは数百人のキリスト教正教会信徒が、復活教会における(ユリウス暦に従う人々にとっての)「光の土曜日」祝祭に参加するため、エルサレムの街に溢れた。

「光の土曜日」あるいは「聖大土曜日」はキリスト教徒にとっての受難週の最終日であり、彼らは同じ週のなかで、日曜日に行われる「復活祭」(イード・アル=ファスフ、あるいはイード・アル=キヤーマ)の準備をする。「光の土曜日」は、キリスト教徒の教義のもとで、キリスト(彼に平安あれ)の回帰あるいははりつけ後の復活を象徴している。

西岸地域の中心都市ラーマッラーでも、キリスト教信徒たちが昨日の「復活祭」を祝った。彼らは街の多くの通りで、エルサレムの復活教会からやってくるいわゆる「偉大な光」の到来を喜びながら、聖職者たちも参加するボーイスカウトの催し物やお祝いの行進を開催した。

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( 翻訳者:YA )
( 記事ID:50999 )