4月の降水量、過去50年で最低
2021年05月08日付 Hurriyet 紙


気象局による4月の降水量報告は、東アナトリアで76%、南東アナトリアで90%減少し、過去50年間で最低レベルとなった。トルコ全国の4月降水量はほぼ半減し、灌漑農期である過去7カ月間の県別降水量は、リゼ県の881mmが最多、イードゥル県の159mmが最低となった。

気象総局は2021年4月に、10月から4月の7カ月間に及ぶ灌漑農期と2021年冬季の降水量報告書を発表。 2021年4月の地域別降水量報告によれば、トルコ全体の4月降水量は例年にくらべ半減。2021年4月の降水量が30.7mmであるのに対し、通常降水量(1981~2010年)は59.1 mm、2020年4月の降水量は49.9mmだったことが明らかにされた。降水量は例年比48%減、2020年4月と比較すると39%減少している。

■各県の4月

各地の降水量は、アンタルヤ西部、ブルドゥル、ウスパルタ、デニズリ、アイドゥン北部、マルマリス、マラティヤ、エラズー、ヴァン、アール、ムシュ、ビトリス、南東アナトリア地方のほぼすべてで例年比80%以上の減少がみられたと発表された。黒海西部の沿岸部、クルクラーレリ北部とナッルハンでは100%以上の増加がみられた地域もあった。

アンタルヤ西部、シャンルウルファ、マルディン、バトマンでは、降雨日数が1日にまで減少。 サカルヤ、デュズジェ、ゾングルダク、バルトゥンでは25日かそれ以上の降雨日があった。県全体で4月の降水量が最も多かったのはデュズジェで105mm、最低はシャンルウルファの5mmと記録されている。例年と比べて減少率が最も多かったのはバトマンで92%だった。

■灌漑農期の年間降水量は24%減

気象総局による灌漑農期7カ月間(2020年10月から2021年4月)の累積降水量報告によれば、2020年10月1日から2021年4月30日までをカバーする2021年灌漑農期の降水量は例年を下回っていた。トルコ全体ではこの7カ月分の累積降水量は337.5mm。通常441.9mmに比べて24%減であり、2020年の同時期灌漑農期(414.3mm)に比べても19%の減少が明らかになった。

■マルマラ地方以外は減少

地域ごとの降水量では、マルマラ地方を除くすべての地方で例年と比べて降水量の減少が続いていることが発表された。減少幅が最も大きかったのはアナトリア南東部の35%。累積降水量は、トラキヤ、エーゲ海地方北部、イズミル、チャナッカレ、バルケスィル、コジャエリ、サカルヤ、デュズジェ、ゾングルダク、ギレスン、カフラマンマラシュ、アドゥヤマンで若干例年を上回ったものの、他のすべての地域では減少がみられた。デニズリ、アマスヤ、ギュミュシュハーネ、バイブルト、エルズルム北部、シャンルウルファおよびマルディンでは、減少率がそれぞれ40%を超えていた。

■リゼで降水量もっとも高く、ウードゥルで最低

県全体でもっとも降水量が多かったのはリゼの881mm、もっとも少なかったのはウードゥルの159mmだった。例年比で最大の減少をみたのはマルディンで減少率は52%。 2021年灌漑農期の7カ月間において国内で最も降雨日が多かったのはイスタンブル、黒海地方西部の沿岸部、バルケスィル北部とオルドゥ、ギレスン、リゼ、ホパで100〜125日の降雨日があった。

■西部では冬季の降水量が増加

気象総局の2021年冬季降水量報告書では、降水量は例年および前年の冬季降水量を下回っていた。降水量はイズミル、エーゲ海地方北部、トラキヤのすべてで40%以上増加。コンヤ、エスキシェヒル、チャンクル、チョルム、アマスヤ、カスタモヌ、ギュミュシュハーネ、バイブルト、シャンルウルファ、マルディン、アルトヴィンでは場所により40%以上減少した。

■冬季の降雨量はイズミルで最大

2021年冬季に、降雨量が最も多かったのはイズミルで405 mm、降水量が最も少なかったのはウードゥルで61mmだった。例年との比較では、減少幅が最も大きかったのはアルダハンの48%。全国的には冬季に記録された降水量は171.4mmであり、例年の冬季降水量204.4mmに比べると16%減、前年の冬季降水量233.5mmに比べると27%減となった。地方ごとの降水量では、マルマラ地方を除くすべての地方で冬季降水量は例年より減少し、減少幅が最も大きかったのは内陸アナトリア地方で31%だった。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:51026 )