パレスチナ:高等フォローアップ委員会が抗議デモの継続を呼びかけ(2)
2021年05月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルによる新たな犯罪の渦中で、「48の土地」内部のパレスチナ人に対し抗議の続行が呼びかけられ、またエルサレム、ガザ地区への支援が求められる

【ナザレ:本紙】

高等フォローアップ委員会の集会は、リッダ市の殉教者をはじめ全ての犠牲者の記憶に敬意を示し、1分間の黙祷と(クルアーンの)アル=ファーティハ章の読誦で始まった。ムハンマド・バラカ議長は、「若き殉教者ムーサー・ハッスーナ氏の殺害の罪は、パレスチナ人たちが迎えている局面の深刻性を確認するものである」と述べ、以下のように言及した。「犯罪を行ったのは、西岸に入植者集団の分子を誘致するユダヤ教学院に閉じこもった一人の入植者であった。彼の目的はアッカーやヤーファ、リッダといった我々の歴史的な街へ(入植者集団を)植え付けることにあった」。

バラカ議長は、「アクサー・モスクへ継続的な侵略を行い、キブリー・モスク内部でさえ礼拝者たちを標的とすることは、占領政体と、ベンヤミン・ネタニヤフをはじめとする支配ピラミッドの頂点から直接命令を受けるその兵士らの残虐性を示している」と述べた。

同議長は同様に、ガザ地区への侵攻拡大とそこで進行中の虐殺について警告した。またシャイフ・ジャッラーフ地区の問題に関して、「フォローアップ委員会は近隣地域でのデモの実施を決定した。しかしその日程は地域住民の決定に結びついている」と述べた。そのためこの(日程の)提案はイード・アル=フィトル後に行われる。

(後略)

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( 翻訳者:伊藤遥 )
( 記事ID:51043 )