UAE:ガザにおけるプロジェクトの行く末についてハマースに警告
2021年05月15日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル紙:アラブ首長国連邦高官は、見込みのあるガザのプロジェクトの行く末について「ハマース」に警告する

【ロンドン:本紙】

イスラエルのウェブサイトはヘブライ語の新聞を引用し、ガザにおける見込みのあるインフラプロジェクトの行く末についてアラブ首長国連邦(UAE)の高官が「ハマース」に警告すると明らかにした。同プロジェクトはUAE・イスラエル間の国交正常化後、UAEが「体面を保つために」計画していたものである。

ウェブサイト「ニュース・オブ・イスラエル」は「グローブ紙」を引用し、以下のように述べた。「アブラハム合意」によるイスラエルとの国交正常化を受け、UAEはここ数ヶ月間、様々な可能性のあるインフラプロジェクトについてガザでハマースと連絡していた。このプロジェクトについて、同国はそこ(ガザ)の住民の生活を改善するものだと主張している。その一方で、同国高官は同紙に対し、ハマースがこの地域で平静を保たないのであればこのようなプロジェクトは決して進展しないだろうと伝えた。

同紙によると、名前を公表しなかったUAEの高官は「パレスチナ政府と協力し、国際連合の管理下においてガザの都市計画を推進する準備は依然としてできており、また望んでいる。しかし平穏(な状態)というのは必須条件である」と述べた。

UAEが非難しなかったイスラエルのガザ侵攻の真っ只中で、同高官が以下のように言明したとグローブ紙は伝えた。「もしもハマースが完全なる落ち着きを維持しなければ、それは同組織がガザ地区の住民を困窮した生活へ追い込むと判決を下しているに等しい。同組織の指導者は、彼らの政策が何よりもまずガザの人々に被害を与えていることを理解しなければならない」。

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:51066 )