パレスチナ:OCHAがガザにおける停戦と検問所の開放を要求
2021年05月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■OCHAはガザへの侵攻における他の悲劇を発表…数万人のガザの人々の避難と固形廃棄物処分場の封鎖

【ガザ:本紙】

国連人道問題調整事務所(OCHA)が発行した報告書によると、ガザにおける戦闘行為の続行は数十人のパレスチナ人の犠牲とは別に、さらに大多数の避難民をもたらし、その総数は58,000人に達したという。そのうち42,000人はガザ各地にあるUNRWA付属の50校の学校で保護を求めている。

OCHAはガザの状況に関する新しい報告書において、ただちに戦闘を停止するよう要求した。また停戦に達するまで全ての当事者が「人道的停戦」に合意しなければならないと述べ、イスラエルにケレム・シャロム検問所とエレツ検問所を開くように求めた。

国際的な報告書によるとイスラエル当局は5月10日以降、ガザ沖での全ての漁業行為が禁止されている中、人道支援分野に従事する人々に対してさえ、エレズ検問所とケレム・シャロム検問所を封鎖している。一方で、ラファ検問所はどちらの方向の通行者に対しても通常通り開かれており、同様にサラーフッディーン検問所は物資の移動のため再び開かれた。

彼らはこれらの措置によって人道支援機関が救援活動を実施し、人々が食料品や水を購入し、医療を受けられるようになると強調した。また事務局は、援助を提供するためのガザ地区内での移動を許可し、ガザ地区内に「人道的通路」を設置することへの合意の必要性を強調した。
(後略)

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( 翻訳者:笠井野乃果 )
( 記事ID:51081 )