トルコ製無人攻撃機、初の海外販売―ポーランドへ
2021年05月23日付 Milliyet 紙


ポーランドがトルコから24機の無人攻撃機「バイラクタルTB2」を購入する。このためポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領が5月23〜25日にかけてトルコを訪問する際に合意書に署名する予定だ。 訪問中のスケジュールの中でも5月24日(月)に行われる会合では、さらなる協力拡大に向けた対応策が議論されることになっている。以下が最新ニュースの詳細である。

(写真1)ポーランドのマリューシュ・ブワシュチャク国防相は昨日、トルコから24機の無人攻撃機(SİHA)を購入すると発表した。これによりポーランドはNATO加盟国で初めてトルコから無人攻撃機を購入する国家となる。

(写真2)一方、通信省は、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領が5月23日~25日にかけてトルコを公式訪問すると発表。通信省の発表によれば、「訪問中のスケジュールの中でも5月24日(月)に行われる会合では、トルコとポーランドの二国間関係があらゆる面で検討され、協力関係の更なる発展のために取りうる対応が議論される。会合ではまた、現状の地域的・国際的なさまざまな展開(問題)についても意見が交わされる見込みである。訪問中に二国間関係の契約基盤を強化する合意書への署名も注目される。

(写真3)ポーランドのマリューシュ・ブワシュチャク国防相による発表によると、バイカル防衛社が製造する無人攻撃機「バイラクタルTB2」は来年納品される予定。

(写真4)無人攻撃機「バイラクタルTB2」は、ポーランドでは対戦車ミサイル発射装置に同行させる。それと同時に、ポーランドは輸送およびトレーニングパッケージも購入する。

(写真5)ブワシュチャク国防相は国営ラジオ放送への声明の中で、無人攻撃機「バイラクタルTB2」の有用性は戦争で証明されていると語り、来週にも合意書に署名されると明らかにした。

(写真6)AA通信報道でも無人航空機(İHA)売却に関する合意書は、今週のポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領のトルコ訪問時に署名される予定となっている。

(写真7)一方、ロイター通信は、トルコ筋によれば、トルコは無人航空機(İHA)および無人攻撃機(SİHA)
の生産において世界第4位の大国になっていると明らかにしている。

(写真8)同じくロイター通信によれば、バイカル社はこれまでに「バイラクタルTB2」をアゼルバイジャン、ウクライナ、カタール、リビアに販売してきた。

(写真9)業界最高峰として知られる
BBCトルコ語ニュースによれば、トルコで製造される無人航空機、無人攻撃機はナゴルノ・カラバフ紛争で再び世界の注目を集めた。 バイカル社がこれまで製造してきた無人攻撃機「バイラクタルTB2」は業界最高峰として知られている。

(写真10)特にミサイル搭載可能な最小無人攻撃機のひとつであるという点で競合機とは一線を画する。

(写真11)バイラクタルTB2は、偵察、定時的な航空監視、諜報活動を可能にするという点で無人航空機(İHA)として、また標的に向け弾頭を発射し、破壊するという点で無人攻撃機として使用できる。

(写真12)一方、中国の有名なサイエンスライターのソン・イチャン氏は、バイカル社技術マネージャーのセルチュク・バイラクタル氏について「無人攻撃機分野における天才」と評価している。

(写真13)ソン氏は中国中央電視台で放送された番組でバイラクタル氏をApple創設者スティーブ・ジョブズに例え、「無人攻撃機分野でトルコに天才が現れた(続)

(写真14)それはセルチュク・バイラクタル氏。彼はトルコ無人航空機の父である。 無人攻撃機分野におけるバイラクタル氏の存在は、スマートフォン分野におけるスティーブ・ジョブズの存在と等しい」と語った。

(写真15)またソン・イチャン氏は、「ジョブズがAppleを立ち上げて電話業界に参入し、スマートフォン技術で上位をさらったことに似ている」とも評価した。

(写真16)同氏は番組の中で、バイラクタル氏の経歴に関しても言及し、彼が米国留学中、無人攻撃機のプログラミングとエレクトロニック分野を専門としていたことや、その後トルコに帰国したことを説明した。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:51096 )