パレスチナ:アッバース大統領とクウェート首長がパレスチナの最新情勢について議論
2021年05月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナ大統領とクウェート首長がパレスチナの最新情勢を議論する

【ラーマッラー:アナトリア通信】

パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、土曜(22日)、クウェートのシャイフ・ナワーフ・アフマド首長とパレスチナの最新情勢を議論した。

両国通信社によると、この議論はパレスチナ大統領がクウェート首長から受けた電話のなかで実現された。

パレスチナの公式通信社によると、マフムード・アッバース大統領はシャイフ・ナワーフ・アフマド首長に対し、パレスチナ指導部がガザ地区復興への協力を求めて米国政府、国際連合、アラブおよび世界の当局者らに連絡していることを報告した。

同通信社は、クウェート首長が「イスラエルの非道な攻撃に直面するパレスチナの大義を支援し、いかなる時でもパレスチナ人の側に立ち、その権利を支持すること」を確約したと報じた。

一方でクウェートの公式通信社は、同国首長が「停戦およびイスラエルによるガザ地区攻撃の停止(に関する協定)」を歓迎していると述べた。

11日間にわたる軍事作戦ののち、ガザ地区においてイスラエルとパレスチナの諸組織との間で停戦が発効した。両者はエジプトによる停戦の提案を受諾したと発表し、パレスチナ時間の金曜(21日)午前2時に停戦が発効した。

イスラエルによるヨルダン川西岸およびガザ地区、イスラエルのアラブ人地区への残虐な攻撃により、子供69人、女性40人、老人17人を含む279人の殉教者が発生した。また、8900人以上の負傷者を出した。また負傷者うち、90人は「非常に深刻(な状態)」であると分類されている。

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:51103 )