EUがシオニスト政権の犯罪への支持を表明
2021年05月14日付 Hamshahri 紙


 EUの外交責任者は、シオニスト政権[イスラエル]のカウンターパートと電話で会談し、同政権の保安に関し支持を強調した。

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によれば、EUの外交責任者[欧州連合外務・安全保障政策上級代表]のジョセップ・ボレル氏は、シオニスト政権のガビ・アシュケナジ外相との電話会談で、犯罪者であるこの政権を支持すると強調した。

 ボレル氏は木曜夜、「ガビ・アシュケナジ氏と長い間心のこもった会話を交わした。イスラエルの安全に関して、EUが支援することを強調して、ハマスの無差別的なロケット弾攻撃を非難した。」とTwitterに投稿した。

 同氏は加えて、「どのような方法で反撃したとしても、民間人に犠牲を出さないようにするのが重要である。現地の関係者と連絡を取り合い、緊張緩和に取り組みたい。」と述べた。

 占領地であるパレスチナでの戦闘は数日に及んで混迷を極めており、その戦闘の一部は新たなインティファーダと呼ばれる状況にまで至っている。状況は悪化しており、シオニストの兵士らはラマダーン月28日にあたる日(西暦の10日)の朝から、アルアクサ―・モスク内の複数個所を攻撃し、そこを戦場の一つへと変えてしまった。モスクを包囲している間に、閃光弾や催涙ガス、プラスチック弾、更には実弾さえも使用して、この聖域で礼拝していた人たちや避難してきた人たちを標的にした。

 それに加え、ヨルダン川西岸地区の各地でも、シオニスト政権の兵士や入植者らがパレスチナ人と衝突した。パレスチナ人は、エルサレムのユダヤ化計画や、シェイフ・ジャッラーフ地区の占拠とパレスチナ人の追放等のシオニスト政権の扇動的な措置について抗議するために通りに詰めかけていたのだった。

 この犯罪行為に対し、パレスチナ人の抵抗勢力は反撃を始めた。エルサレム、アシュケロン、テルアビブ、ガザ地区周辺の入植地といった占領地で昨日の午後、パレスチナの抵抗勢力からの警告の後現在に至るまで、抵抗勢力による広範囲にわたるロケット弾攻撃が行われている。シオニスト政権軍も複数の予備軍を招集し、ガザ地区の複数地点に対し無差別爆撃を行なっている。

 パレスチナ保健省の発表によれば、イスラエルの攻撃によってガザ地区で殉教した被害者の数は、現在(木曜日)83人にのぼり、その中には17人の子供と7人の女性が含まれる。その他に487人の民間人が攻撃の後に負傷し、そのうち115人が子供、50人が女性である。

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( 翻訳者:SHCH )
( 記事ID:51127 )