サウジアラビア、今年は国内者のみ巡礼許可へ
2021年06月12日付 Hurriyet 紙


国営サウジ通信に基づくロイター通信の報道によると、サウジアラビアは今年、国民と国内在住者へのみ大巡礼を許可する。

報道によると、巡礼者数は国内在住者の6万人に制限され、国外からは一切受け入れられず、基礎疾患の無い、18歳から65歳までのワクチン接種完了者のみが参加可能となる。

サウジアラビアが5月に行った発表によると、今年の大巡礼はコロナ禍の中、健康と安全を守る特別条件の下で行われるとされていた。

サウジアラビアメッカ巡礼運営当局によって公開された文書では、今年の大巡礼は、巡礼者の健康が守られ、巡礼が滞りなく行われるよう、特別な健康安全対策の中での実施が計画されていると述べられていた。

サウジアラビアでは、コロナウイルスの影響を鑑み、以前から国外からの巡礼希望者の受け入れ禁止が計画されていたため、今回の決定は驚くべきものではない。

サウジアラビアは去年の大巡礼でも、巡礼者を国内在住者に限定し、受入人数を制限していた。

■宗教庁による発表

トルコの宗教庁は、コロナウイルスの影響により、2021年はトルコからの大巡礼候補者は聖地へ行けないと発表した。
サウジアラビアメッカ巡礼運営当局は、コロナウイルスの影響を鑑み、今年もサウジアラビア国内に限定し、人数を制限して大巡礼候補者を受け入れると公表した。この決定に伴い、2021年は他の国々と同様、トルコからの聖地巡礼も受け入れられない。この件についての詳細は、近日中に明らかにされる。

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( 翻訳者:田辺清鼓 )
( 記事ID:51186 )