イラク:国家安全保障顧問はシリアのフール・キャンプからの難民帰還に向けて尽力していると述べる
2021年06月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■フール・キャンプの住民の半数以上がイラク人…帰還者への政府の支援

【バグダード:本紙】

イラクのカスィーム・アアラジー国家安全保障顧問は金曜日、フール・キャンプに多数のイラク人が存在し、彼らをケアせずに放っておくと、将来的に国に悪影響が及ぶと強調、これらの人々の状況は無視できないことを述べた。

アアジャーミー国家安全保障顧問は声明のなで次のように説明した。「イラク人はフール・キャンプの人口の半分以上を占めており、その大部分は女性と子供だ。キャンプ内の不適切な状況は、暴力や敵意を育む過激な悪党を生み出す可能性がある」。そのうえで「今年になって、キャンプ内で多くのイラク人を巻き込んだ数々の重大な事件が発生したとの報告がなされている」と述べた。

アアラジー国家安全保障顧問は、キャンプから戻ったイラク人400人についてこう述べた。「彼らは2017年以来、シリアのフール・キャンプから隔離された場所にいた家族の一部だ。彼らは今後数ヶ月中にイラクから戻ることになる帰国者の第一陣となる」。そのうえで「すべての帰還者、そして将来帰還する人々は女性と子供で、政府は彼らに対して保安上の検査を行う」と述べた。

アアラジー国家安全保障顧問は「イラク政府はすべてのイラン人の安全に尽力しており、市民を保護し、すべてのイラク人の安全な再統合に尽力するために活動し、これはその目的のために用意されているプログラムを通じて行われる」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木真宝・山田紗瑛 )
( 記事ID:51190 )