イラク:パキスタンとの協働関係の発展をめざす
2021年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラクとパキスタンが共同関係の発展を計画

【バグダード:本紙】

イラクのフアード・フサイン外務大臣は金曜日、パキスタンのマフドゥーム・シャー・メムード・クレシ外務大臣と会談し、「経済面など、両友好国共通の利益を実現するという共通の関心問題における二国間関係の強化と発展の方途」を検討した。

(イラク)外務省の声明によると、フサイン外務大臣は「パキスタンはイラクにとって基礎的で重要なパートナーで、深淵な関係と、テロと過激主義との対決といった共通の要素で二国は結びついている」と述べた。

会談は、アンタルヤ外交フォーラムの議事へのフサン外務大臣の参加の一環として行われた。

声明によると、両外務大臣は、「イラク・パキスタン合同委員会を活性化し、両国間のMoUと協定合意を迅速に実現する必要」を強調した。声明はまたこう続けた。「両大臣は、エネルギー分野における共同協力にかかる多くの問題、宗教観光の問題、イラクの神聖な場所への訪問を希望するパキスタン人来訪者への入国ビザ付与を円滑にする方法について議論した。ビザの問題は、世界中のイスラーム教徒にとって大きな重要性を持っている。両大臣はさらに、バグダードからイスラマバード、そしてイスラマバードからバグダードへの直行便の活性化、そして両国間の経済・商業面での協力の活発化についても触れた」。声明によると、パキスタンの外務大臣は「あらゆる分野でイラクとのさらなる共同協力を検討する。その中で最も重要なのは、テロとの戦いと宗教観光の分野での協力である」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:金子祐葵・百田凜花・宮崎梨菜 )
( 記事ID:51226 )