ガラタサライ新会長にブラク・エルマス氏選出、その新計画は?
2021年06月20日付 Hurriyet紙


ガラタサライの臨時幹部総会で1541票を獲得したブラク・エルマス氏が第38代会長に就任した。今後、黄と赤をチームカラーとするガラタサライで3年間会長に就く同氏が、クラブに関する彼のプロジェクトをスポーツアリーナ紙に説明した。

黄と赤をチームカラーとするガラタサライの選挙戦でブラク・エルマス氏は出遅れたにも関わらずライバルたちの中から抜け出し、ムスタファ・ジェンギス氏に続く新会長となった。

技術コーチ選出から銀行協会との契約まで、ブラク・エルマス氏のプロジェクトの課題は多岐にわたる。スポーツアリーナ紙への説明は次の通り。

■「執行部はファーティ・テリム監督に関し必要な事柄をおこなってほしい」

―プレーヤーとの契約、移籍に伴う作業、そして新シーズンの構成に関連する課題を前に進めるため、引継ぎ期間中にファーティ・テリム監督に一任したいと呼びかけを行いましたね。
返事は得られたか?

実は、この件でガラタサライ執行部と会長に手紙を書いたが返事は得られなかった。選挙という状況と、残念ながら権力闘争がガラタサライの来シーズンと組織づくりに害をなすことがないよう、我々全員が深く信頼し、我々のグループで再重鎮のサッカー指導者であるファーティ・テリム監督に一任することを提案した。執行部からの回答はなかった。残念だがおそらくは今後もこのような状況が続くだろう。ファーティ・テリム監督が移籍リストを提出したか、あるいはプレーヤー契約に関する作業をしているかどうか我々は何も知らず、ガラタサライ関係者として非常に気にしている。我々に知らせる必要がないとしても、必要なことを十分にしてほしい。

―ほかの会長候補者は皆、ファーティ・テリム監督を継続したいと述べている。ファーティ・テリムは頼みの綱ということか?

ファーティ・テリムはガラタサライでキャプテンを務め、ガラタサライで引退を迎えた。その後技術コーチになり、数えきれない成功を収めた評議会メンバーだ。グループ内にこのようなサッカー指導者を擁することはクラブにとって競争上、かなり大きなアドバンテージになる。他のクラブがそうした状況をつくりあげようとしている中、我々の手にはすでにその利点があるということだ。

他の会長候補者もそう考えるはごく自然なことであり、私から見ても正しい。私にとって格別重要である、なぜなら過去に一緒に仕事をしたがあるし、彼と一緒に仕事したいと思っている。

■「ファーティ・テリムは、チームリーダーだけのことはある…」

―選出されたら、サッカーチームの組織構成とチャンピオンリーグの予備選考に向けてどういったアクションをとるか?

ファーティ監督と話す機会はなかったが、私たちが外側から考えた青写真のなかで、別のシナリオ、別のプレーヤーについてチームの中でいくつかの作業を行った。もしこの任務が我々に与えられたら、我々は翌日には監督と膝を突き合わせて作業を共有し、彼の希望や判断に耳を傾け共同で戦略をつくりあげる。

私がファーティ監督のことを知っているとしたら、彼はたしかに作業も準備もしてきた。彼はチームリーダーだけのことはある。我々とファーティ・テリム監督とのミーティングは5日間も続くわけではなく、6〜7時間の打合せでターゲットのプレーヤーとターゲットの領域が明らかになり、全員が仕事につき始めるとおもう。打ち合わせではコミュニケーションが非常に重要であり、しっかりとしたコミュニケーションとともに進められていく。

―移籍交渉はしているか?

ガラタサライには公式の執行部があるが、プレーヤーやマネージャーとの交渉は我々にはなじまない。ただし努力はしている。

■「銀行協会協定について再度話し合う。ライバルチームが報われる状況」

―銀行協会協定により財政引き締め義務があるが、サッカーチーム予算はどのくらいを計画しているか?

銀行協会協定有効期間は9年。私は、最初の5年間に関する協定はガラタサライを危険にさらすと考え反対した。そして残念ながらクラブは借入の利子さえ支払うことができなかった。再び9年間の協定書が署名された。私が反対しているのはこの契約の期間だ。また、我々の規則上、執行部に諮る必要のあるこのような債務契約書が執行部にかけられることなく署名されることにも反対していた。この契約には、ガラタサライスポーツクラブとその関連組織が今後9年間どのように経営されるかについての契約内容が含まれている。しかし残念ながら、このような協定がクラブの事実上の所有者たる執行部メンバーに共有されないまま署名された。もう1つの問題は2年間の猶予期間だ。この猶予期間が終了すると、収入の50%が銀行協会によって債務返済に充てられる。これはあらゆる経費を50%削減せよという意味だ。

新たな収入を生み出しても、その50パーセントが持っていかれる。こんな協定は再検討する必要あるし、我々は実際に議論するつもりだ。なぜなら、我々よりも債務の多い競合チームもガラタサライと同じ50%が削減されているからだ。彼らは9年で借金を返済するだろうが、我々は6年半〜7年で返済する見込みだ。しかし現状では我々より債務の多いチームが報われて、イーブンな競争権が与えられている。これについて議論が必要だ。

ガラタサライのサッカー部門に係る経費は約6000万ユーロであり、これを半分にする必要がある。しかし、これは我々が勝利から遠ざかることを意味しない。今日、正確な判断により優れた戦略で経営されているアヤックス・アムステルダムやアタランタBCといった欧州のチームは2500~3000万ユーロの予算で、チャンピオンリーグで非常に優れた結果を残すことができている。我々はこの債務スパイラルから抜け出さないといけない。ラダメル・ファルカオ選手の例のように、経営者らの個人的な好みで将来払えないような給与を払うべきではない。ガラタサライは現在抱えている問題から非常に迅速かつ上手く抜け出すことができる。その青写真の中にファーティ監督がいることは大きなアドバンテージだ。フォルトゥナ・シッタートのクラブオーナーであるオズギュル・イシュタン・ギュン氏も我々のチームの一員で、欧州のユースから最多のプレーヤーを育成するオランダとベルギーのシステムをよく知っている。彼のいままでの知識とファーティ監督の経験が大きな相乗効果を発揮すると考えている。

■「私はサッカーに責任を負う」

私はサッカーに責任を負う。過去にサッカー部門で働いていたし、どうにかファーティ監督の負担を退けなければならない。ファーティ・テリム監督にどれだけ多くの重荷を背負わせ、孤軍奮闘させてきたことか。そのためフィールドで集中できなかったこともあるだろう。技術コーチに快適な職場環境を提供することは執行部の義務であり、チームの仕事である。

■ 「国外の3つの養成チームと基本的合意に至った」

―あなたのリストにあるフォルトゥナ・シッタートのクラブオーナーであるオズギュル・イシュタン・ギュン氏や、オランダの複数クラブとのコラボレーションはあり得るか?

フォルトゥナ・シッタートに限られない。親愛なるイシュタン・ギュンが進める協議会があり、我々は3つの養成チームと基本的な合意に至った。ひとつめユース、ふたつはAチームからなるフットボールネットワークに合意し、このネットーワークから多大なる恩恵を受けるはずだ。

■「ケメルブルガズの施設は25〜28か月以内に完成を予定」

―ケメルブルガズの施設、バスケットボール競技サロン計画、ガラタサライ・アイランドにおけるあなたの仕事は?

ガラタサライは今期中に不動産投資を行う必要があり、このために経験豊富な友人のオゼン・クズ氏、オザン・シェネル氏の名前が我々のリストに挙がっている。我々はケメルブルガズでのプロジェクトについて細かく動いており、できるだけ早く手をつけなければいけない。その際にはシェンリクキョイ(フロリヤ)地区で作り上げられた精神を結集できるような施設にする必要があり、これは非常に重要だ。ケメルブルガズにはバレーボール、バスケットボール、サッカーの本拠地となる施設を考えている。さらに本格的な宿泊を提供する居住施設もつくられ、屋上コートにはガラタサライのメンバーが簡単に利用できるクラブセンターも計画している。あらゆる詳細事項を検討し、25~28か月以内には完成を予定している。資金調達モデルも準備が整っており、数日後にはより詳細に共有できる見込みだ。フロリヤの土地を最良の形で活用する計画がある。

■「バスケットボール競技サロン計画の資金モデルは十分」

バスケットボール競技サロンには細心の注意を払って動いてきた。競技場としてではなく娯楽と暮らしの中心地としても計画してきている。2週間に1度(試合のとき)だけ稼働するのではなく、常に働くガラタサライに収入をもたらすプランを立てた。競技サロン計画の資金調達モデルは十分に計画しており、ガラタサライファンが誇りに思えるようなセンターにしたい。

■「ガラタサライ・アイランドは2022年6月オープン目指す」

ガラタサライ・アイランドに関しては、今回の会長選の最大のメリットとして多くの議論が交わされた。ガラタサライ・アイランドは我々の名誉であり、ガラタサライのシンボルであり、すでに我々のメンバーがこのアイランドの法的問題およびゾーニング問題をしっかり把握している。法律な問題、ゾーニングの問題のあらゆる議論をした結果、年内には難しい。誰かが年内にできると言ったとしてもそれは正しくない。結成した優秀な弁護士チームが文書を詳細に調査した。来夏にスムーズにオープンできるような展望を描いており、費用を負担してくれるスポンサーも見つけた。アイランドに関する訴訟を1年以内に解決することで、2022年6月のオープンを目指している。

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(翻訳者:原田)
(記事ID:51227)