パレスチナ:ガザ地区のメディアフォーラムがイスラエルとUAEメディア機関の間の協力協定を非難
2021年06月26日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガザのメディアフォーラムはイスラエル・チャンネルとアラブ首長国連邦の諸機関の間の協力を非難

【ガザ:アナトリア通信】

ガザ地区の「パレスチナ・メディアフォーラム」は土曜、イスラエル・アラブ首長国連邦間のメディア協力協定を非難した。

同(非政府系)フォーラムは声明のなかで、「イスラエルのチャンネルと首長国連邦のメディア機関・企業の間のメディア協力協定は、パレスチナの人々の背中への一刺しであり、イスラエルによる占領のイメージを美化するための無料サービスである」と述べた。

同フォーラムは、今回の協力協定を「除外され、拒否され、アラブ・イスラームの大衆の鼓動と矛盾するメディア正常化への専念」であると見なした。

同フォーラムはさらに、「イスラエルのチャンネルと首長国連邦のメディア機関・企業の間の協力協定は、それに参加しそれを実施する人々の額に恥の印を刻み込むことになる」と述べた。

同フォーラムはアラブのメディアに対し、「占領国イスラエルとのメディアの正常化の試みに断固として立ち向かい、(アラブ)民族の良心と激情をイスラエルの侵害から守り、パレスチナの人々による忍耐を支援するためにアラブ・イスラームの民衆を結集させる」よう訴えた。

イスラエル国営のテレビ局「イスラエル24」は水曜日、同国がアラブ首長国連邦の諸機関と協力協定を締結したことを発表し、「アラブ首長国連邦内で活動する初のイスラエルのチャンネルとなり、首長国連邦のすべての家庭で視聴可能」になったと発表した。

昨年、イスラエルとアラブ首長国連邦は両国間の国交正常化を発表し、それ以来、両国の複数機関の間では数十におよぶ協定が締結された。

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( 翻訳者:谷口萌依 )
( 記事ID:51250 )