イスラエル:イスラエル軍とヨルダン軍が共同作戦室を設置
2021年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ヘブライ語新聞:イスラエル軍とヨルダン軍が共同作戦室を設置

【ラーマッラー:本紙】

ヘブライ語紙「マアリヴ」は、イスラエル占領軍がヨルダン軍と二国間の国境全域における協力体制の強化に取り掛かっていると報じた。

マアリヴ紙は、同様の目標が両国軍間の共同作戦司令室の設立によって達成されることを指摘した。そこでは両者が同じ監視映像を共有し、イスラエル軍の手法を用いて、また単一の制御・監視体制を通じて共通の言語の使用を可能にする。

i24 Newsによると、イスラエル軍の作戦室にはヨルダン人の代表者はいないが、逆も同様である。しかし今回、両者はイスラエルの情報収集・監視手段を通じて初めて同様の(監視)映像を獲得することになり、イスラエルへの侵入行為の阻止を目的として重要な情報の交換がなされるようになるという。

共同作戦は今後数か月以内に開始する。プロジェクトが成功した場合、(作戦の対象地域を)残りの国境地帯へと大幅に拡張するための検討がなされる予定である。

マアリヴ紙の記事によると、共同作戦室は「国境のクレーン」として知られるイスラエル軍の大規模プロジェクトの一環であり、同国の国境防衛に関する組織的・概念的な変更に関する枠組みのなかで実施されるものであるという。そこでは国境を防衛する4部隊の施設および訓練手法が変更され、国境沿いの弱点部に監視装置とレーダーが配備される。またプロジェクト費用は1億2000万シェケル相当と見積もられているという。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:オマルファーリス )
( 記事ID:51253 )