国連がガザ地区に対する封鎖の解除をイスラエルに求める
2021年07月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国連がガザ地区に対する「消耗」封鎖の解除をイスラエルに呼びかける。

【ガザ:アナトリア通信】

金曜日、国連の高官がイスラエルがガザ地区に対し実行している「消耗」封鎖の完全な解除を呼びかけた。

この呼びかけは、国連のパレスチナ人道調整官リン・ヘイスティングス氏の声明に従ったもので、木曜日の同氏のガザ地区への訪問の後に発せられた。

声明は次のように述べている。「残念ながら、先の5月10日の情勢緊迫化から(イスラエルと接する)カラム・アブー・サーリム検問所を通した物資の運搬が、食料品、医療品、燃料、飼料、そして僅かな農業資材など、狭い枠の中の限られた品目に制限されているままである。」

同声明は続けて「イスラエルはガザ地区において、そして同地区からその外への物流・人流に対し課している制限を緩和しなければならない。これは最終的な制限解除を目標とする国連安全保障理事会決議第1860号(2009年)に沿ったものである」と述べた。

そして、「ガザ地区への規則的で予測可能な物資の流通が戻らなければ、国連や私たちのパートナーの極めて重要な介入の実行力が、ガザ地区における人々の生活や彼らに提供される基本的なサービスの状態と同様に、危機に晒されることとなる」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:宮川寛人 )
( 記事ID:51321 )