エディルネ・ウルス市場、ブルガリアからの買い物客で賑わい
2021年07月17日付 Milliyet 紙


食料品から布生地にいたるまで製品が揃っているエディルネのウルス市場にブルガリア人観光客や移民から高い関心を集まっている。

周辺の県をはじめ、ギリシャやブルガリアから訪問客の定番の観光地となり「社交市場」として知られる場所で、300軒の小売商が開店した。

ウルス市場小売商協同組合のビュレント・レイソール組合長は記者に行った発表で、市場では最も活気ある日々を送っていると述べた。観光客はトルコでの買い物を5倍増加させ、以前買い物できなかった分を取り返すかのようだった。

レイソール組合長は、市場は特にブルガリアから買い物に訪れた観光客で溢れていると述べ、次のように述べた。
「犠牲祭のため市場はお客さんで溢れている状態だ。ブルガリアからくる国民、トルコ系移民も加わった。エディルネはかつての活気ある日々に戻っている。
特にブルガリア人観光客はツアーで市場を訪れる。彼らはトルコリラ安のため針から糸までエディルネで購入する。また観光時、彼らは自動車のガソリンを満タンにし、以前に比べ5倍以上買い物をしている。」
ブルガリアから買い物のためにエディルネを訪れたセヴジャン・トゥルクユルマズさんは激しい混雑のため買い物が大変だと話し、「祝祭の買い物をしに来ました。価格はとても手ごろです。さて何を買おうかな」と述べた。
ブルガリア国民も市場での価格に満足していて、さまざまな必需品をここで買い物してから帰国すると話した。

エディルネに住む住民の一部は市場での価格が高騰していると不満をもらした。一方で、犠牲祭をトルコで迎えたいとするトルコ系移民の国内への来訪が続き、カプクレ国境ゲートではしばしば混雑が発生している。
トルコで犠牲祭と年次休暇を過ごしたいトルコ系移民の祖国への入国ラッシュが続いている。
多くの移民がCOVID19のため去年はトルコに来られなかったが、感染拡大の影響がおさまるにつれて祖国への切望を満たすためにトルコに向けて出国した。6月1日から7月16日の間にカプクレ国境ゲートを自動車16万3千台と旅行者63万5千人が通行した。

ドイツから来たアブドゥッラー・ユルマズさんはアナトリア通信記者に対し、祖国へ帰ってきたことを誇りに思うと話した。ユルマズさんはトルコに来られて安らぎや幸せを感じると話し、「生まれ育った場所はドイツです。しかし常に何故だかドイツを好きになれませんでした。ヨーロッパのどこでも、バイブルト県の村には代えられません。故郷に帰ってきて、涙が溢れました。」と述べた。
ユルマズさんは祖国愛は言葉によっては言い尽くせないと強調し、親戚や親友と共に切望を満たす予定だと語った。ムラト・デレジさんは祝祭をトルコで過ごすために出国し、恋しさとともに祖国に入国したと話した。
デレジさんは家族とともにオーストリアから来て、リゼに行き黒海地方を回る予定だと話し、「毎年定期的に来ています。これはあらゆる苦しみや苦労に値するものです。」と話した。メフメト・アクユルドゥズさんも祖国に到着できてとても幸せだと話した。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:51351 )