国営上下水道公社広報部長「消費量管理のため上水道網水圧を低下へ」
2021年06月22日付 Jam-e Jam紙


 国営上下水道公社広報部長は、「国の一部地域で、水消費量管理のために水道水圧を下げる」と発表した。

 本紙によると、ハミッドレザー・キャシュフィー広報部長は、本年の降水状況には期待できないとし、「エネルギー省は、国内における水道の断水予防のため、一部地域で供給管理や水圧低下を行う」と述べた。

 同氏は、飲料水確保を目的とした緊急短期計画の成果を挙げるために実施中の取り組みについて言及し、「先週、政府は水源開発計画に早期着手するため、3兆4千億トマーン[訳注:約900億円]以上をエネルギー省に割り当てた。井戸掘削や貯水池建設から成るこのプロジェクトを実現できるよう取り組み、早期補完される。もちろん、このプロジェクトの大部分は農村部で実施されるが、本計画の遂行により、当該地域の問題は解消されるだろう」と続けた。

 同氏は、国の降水量が平均で50%まで減少しているとし、「国東部の水源地域における降水量減少は80%までになり、これによって、東部のダムの一部では水の流入が止まっている。地下水でも、一部井戸の水位が下がっていることを確認している。これによって国の一部地域では、水位低下による井戸の再掘削となり、水確保のためにその深さを増やすことにつながったが、この状況は過去50年で前例のないものだ」と付け加えた。

 同氏は、降水量減少と同時に、前例のない早い時期からの暑さと新型コロナウイルス流行によって、過度の水消費量の増大を引き起こしているとし、「気温上昇はここ数年で前例がなく、春の中頃から夏のような暑さを経験している。これが原因で、[訳注:イランで主流の水冷式]冷房設備が早くから稼働され、水消費量が増加している」と述べた。

 公社広報部長は、過去数年間に国民が適切な水消費に協力したことに触れ、「我々は過去数年間、厳しい時期を乗り越えることができた。しかしながら、今年は更に困難で、家庭での消費管理や水消費方法の改善によって、この厳しい状況を乗り切らなければならない。これによって当社は、国民に最大限のサービスを提供可能となる」と伝えた。
出典:イラン国営通信


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(翻訳者:KY)
(記事ID:51357)