アルジェリア:POC委員長がイスラエル選手との試合を棄権した選手を評価
2021年07月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■パレスチナオリンピック委員会(POC)委員長が柔道アルジェリア代表ファトヒー・ヌーリーン選手と面会し、彼の姿勢を評価

【n.p.:本紙】

パレスチナオリンピック委員会(POC)のジブリール・ラジューブ委員長が、柔道アルジェリア代表ファトヒー・ヌーリーン選手と面会した。ヌーリーン選手は、イスラエルの代表選手との対戦が決まった後に、東京オリンピック2020大会を棄権すると発表した。

この出来事は今日(24日)土曜日、ヒシャーム・ナサール駐日パレスチナ臨時代理大使立ち合いのもと、ラジューブ委員長がアルジェリアとパレスチナの代表団訪問の際に起きた。

ラジューブ委員長は、スポーツを含む全ての面でパレスチナを支持するアルジェリアの姿勢を賞賛し、ヌーリーン選手がパレスチナとパレスチナの人々の大義に心を寄せていることを示す姿勢に賛辞を送った。

国際柔道連盟は、ヌーリーン選手が次戦でイスラエルの選手と対戦するのを回避するために73キロ級の初戦を放棄した後に、東京オリンピックから当該選手を除外する方向で、参加資格の停止と本国送還を決定した。

ラジューブ委員長は訪問中にアルジェリア代表団のハスィーバ・ブールメルカ団長と面会し、アルジェリアとパレスチナの関係の深さを強調した。

委員長は金曜日、パレスチナ人選手らとの面会の中で、パレスチナ人の名と地位にふさわしい姿を見せる必要性を強調して「全ての人にスポーツマンシップが備わっていなければならない。とりわけスポーツはパレスチナ人の国家的アイデンティティの現れの一つであり、スポーツを通して我々国民の苦しみを世界中に伝える場なのである」と述べた。そして選手たちがオリンピックの試合で良い成績を収めることを願った。

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( 翻訳者:安井日寧子 )
( 記事ID:51390 )