エジプト:コブラが原因で乗客と運転手の計5人がタクシー乗車中に死亡(2)
2021年08月10日付 al-Quds al-Arabi紙

■エジプト:かくして「コブラ」が家族4人とタクシー運転手の死を引き起こした(2)

【ロンドン:本紙】

4人は1台の車に乗り、アレクサンドリアの停留所からズィラーイー・ロードを経由してカフル・シャイフ県へ移動した。道中、運転手のムハンマド・アブドゥルマギード氏は「アリー・M」と呼ばれる者から電話を受けた。アリー氏が車の所有者であることが明らかになり、電話は頼んでいた「コブラ」を確認するためだった。ムハンマド氏は、ヘビは元気で、車のトランク内の段ボール箱の中にいると伝えた。また同氏は目的地に到着し次第、アリー氏のもとへ向かうことや、彼に他に類を見ない「コブラ」を買ったことを知らせた。そしてヘビの特徴について列挙しはじめたり、品質について保証したりし、「噛まれたら墓場行きだ」と警告した。

アブドゥルマギード氏と所有者の間の通話が終わるや否や、突然、「コブラ」ヘビは箱から出て、車のシートの下を這いアクセルペダルから運転手のもとへ出てきた。コブラは運転手を襲い、彼は終いにはハンドルを離してしまった。そして車はコンクリートの壁と他の車に衝突し、運転手を含む5人が死亡した。

事故が起こった直後に「コブラ」は逃げようと車から出たものの、市民らがこれに襲い掛かり殺害した。

遺族は取り調べ中、事故を天命や宿命として曖昧にしてはならないと強調した。なぜなら運転手はこの罪の当事者であり、彼が亡くなっていなければ殺人罪に問われていたかもしれず、彼は車内の「有毒なコブラヘビ」の危険性について知っていたからだ。

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(翻訳者:野口藍良)
(記事ID:51465)