シリア:待ち望まれたダルアー・バラド地区の平和が実現
2021年09月12日付 al-Watan 紙

■「ダルアー・バラド」にすべての避難民が帰還し、和解の実現に対する大きな満足感が生じる

【ダマスカス:本紙】

シリア国家によって提案された和解に向けた複数条項は、ダルアー・バラド地区においていかなる障害もなく実施され続けている。地域内の安全と安定が回復され、そこを出身とするすべての(国内)避難民が帰還してきたダルアー・バラド地区において、人々の満足感は大いに満たされたものとなっている。

ダルアー市の意思決定機関に近い複数筋は本紙に対し、ダルアー県知事マルワーン・シャルバク氏が大多数の地域部局の責任者たちを引き連れて、ダルアー・バラド地区を訪問したことを明らかにした。同氏はそこで住民の代表団と面会し、水、電気、通信といった公共サービスに対する人々のニーズに耳を傾けたうえ、「彼らのために善を尽くすこと」を誓約した。また同複数筋は、同地区のパン店「バラド」および「ティシュリーン」が完全な生産能力によって業務を再開したことを示した。

同複数筋は「一般的な平静がダルアー・バラドにもたらされており」、「シリア・アラブ軍と治安部隊がやってきて、地区内に複数の拠点を設立し、安全と安定が回復されたことで、市民間の満足感が強まっている」ことを明らかにした。

同複数筋によれば、ダルアー・バラドの公的機関が次々に業務に復帰しており、複数の学校が再開されたうえ、同地区を出身とする避難民もすでに全員帰宅することができたという。

一方、軍・治安部隊はその間、和解を拒否する部隊や武装勢力の捜索を引き続き行っていたという。

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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:51568 )