イラク:コロナ第4波を避けるためワクチンに頼る(1)
2021年09月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラク保健当局はコロナの第4波を避けるため、ワクチンに頼る

【バグダード:本紙】

イラク保健省は月曜日、コロナの第4波による影響を避けるため、今年の終わりまでに2000万人にワクチン接種を完了させる計画を発表した。同省はまた、(計画の)対象となっているグループの中でワクチン接種を終えた人の割合は、現時点で18%に達していると指摘した。

イラク国営通信によると、保健・環境省の医療情報支援チームのメンバーであるルバー・ファラーフ氏は、「保健省が求める接種率の数字に達するかは、国民がワクチンを受け入れるかどうかに加えて、とりわけワクチンの確保をめぐる国同士の競争が発生している状況下で、ワクチン提供に向けた企業の意欲にかかっている」と述べた、以下のように付言した。「ワクチン接種を受けた対象グループの割合は一回目の接種で18%であり、イラクが集団免疫を獲得するという表現は時期尚早である。なぜならそれは、対象グループのうち50%が接種を完了した状況において実現されるからである」。

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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:51619 )