エルドアン・プーチン会見前にクレムリンよりコメント発表
2021年09月26日付 Cumhuriyet 紙


クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とトルコ公正発展党(AKP)のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との間で行われる予定の会談についてコメントした。

プーチンとエルドアンの首脳会談を前に、ロシアから続報があった。ロシアの報道番組「ロシア1」のなかで声明を発表したドミトリー・ペスコフ報道官が、トルコとロシアの二人の指導者の、シリアのイドリブ地域におけるアプローチに関してコメントした。

ペスコフ報道官は、「プーチン大統領とエルドアン大統領は、政治的意思を示しながら、イドリブに関する合意形成に向けた交渉の可能性を見つけた」と述べ、「合意形成はなされた。あいにく、イドリブ地域ではテロリストの活動が続いている。これは容認することができず、また危険である。また、シリアにおける問題解決プロセスを妨げている。そうしたことがすべて議題にされるはずである」と述べた。

■不快な痕跡を残した

ペスコフ報道官は、エルドアン大統領によるクリミア地域に関する発言は、ソチ訪問が成功する見通しを損なうものではないというメッセージを発し、次のように続けた。

「色々あるが、トルコとロシアは高度に発展した関係を有しており、一方で意見の相違もあるパートナーである。トルコ、つまり親愛なるエルドアン大統領によるクリミア発言について我々は十分承知しており、向こうもそれを隠していない。ああした発言は多少不快な痕跡を残しはしたが、それは決してエルドアン大統領のロシア訪問が、豊かで建設的な中身を伴って成功裏に終わるという見通しを損なうものではない」

ペスコフ報道官は、プーチン大統領とエルドアン大統領の間には、強固な信頼に基づくビジネス関係があり、この関係が真剣な交渉の土台となることを強調した。

(スプートニク トルコ語ニュースより)

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:51634 )