シリア:自らに対する各国の態度の「変化」を探求するアサド政権(2)
2021年10月01日付 その他 - al-Souria.net 紙


■自らに対する各国の態度の「変化」を探求するアサド政権、「我々に対する標的化は減少した」。

【スーリーヤ・ネット】

アサド政権の外相は同様に、ニューヨークにおいてヨルダンのアイマン・サファディー外相とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と面会した。

ヨルダン外務省はこの会談を説明するために発した声明の中で、両者が「シリア・ヨルダン両国がさまざまな分野における協力体制を強化するために講じている諸措置、両国間国境の安全を確保する手段、親愛なる両国とその国民たちにとって良く働くこと」を検討したと述べた。

政局のウォッチャーたちは、「完全な国土を伴ったシリア」が新たな段階へと突入する可能性があるとみている。
彼らの推測は、ある利益に向けた特定の方向付けがあらゆる当事者にとって欠如している場合、アサド政権が何らかのかたちで受益者となることを指摘している。特に、ジョー・バイデン氏が米国の大統領に就任して以来、同国からシリアに向けた明確な政治的スタンスが存在しない現状においてはなおさらである。

過去10年のなかで、各国からアサド政権に向けられた圧力は、同政権に軍事面・政治面の譲歩を強いることに成功してこなかった。

それどころかアサド政権は、北から南に至るまで、自らに反抗する何百万もの民間人に対する武力行使を一貫して継続してきた。また直近では、同政権はジュネーヴ・プロセスや、制憲委員会(憲法委員会)を含むその他の和平プロセスを妨害することによって、政治的な時間稼ぎを行う傾向にあった。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51661 )