イドリブ:児童3人がヌスラ戦線によって逮捕される(2)
2021年10月02日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ヌスラ戦線がイドリブ県内にタバコを密輸した容疑で児童3人を逮捕

【スナック・シリアン・ドットコム】

そして児童たちは、最終的にはアフリーン市からイドリブ県へのタバコ密輸に頼ったのだという。彼らはタバコ1ケースを密輸するごとに約3トルコ・リラの報酬を得たというが、これによって彼らが仕事から得る収入はせいぜい50トルコ・リラ程度にすぎない。

彼らのうち一人は、初めて逮捕されたときは拷問を受けることはなかったものの、2回目には拷問を受けたと証言した。

ビデオクリップには児童たちの祖母も出演している。彼女は、児童たちが貧困のために密輸に頼ったと述べた。その後彼女は彼らに警告し、この仕事をやめるように命じたものの、彼らは聞く耳を持たなかったのだという。

シリア北部の違反ドキュメンテーションセンターによると、ヌスラ戦線はイドリブ県内のダイル・バッルート交差点で3人の児童を逮捕した。同県内ではタバコの価格は国内の諸県と比較しても高額であり、そこでは「複数の軍事高官が商売人の体をとりながらタバコを購入し、それをイドリブに輸出することによって利益を得ており、彼らは自らの利益のために商売を独占している」のだという。

活動家たちは、特に人々への生活圧力が高まっている現状においてヌスラ戦線が行っている違反行為、なかでも幼い児童に対して行っている違反に関連し、彼らを問責することを求めた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51663 )